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JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


13.8.1 PFM - Agent for Service Responseのサービスが起動できない場合

PFM - Agent for Service Responseのサービスが起動できない場合の対処方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) Extensible Service Probeサービスが起動しない,または,リロードでInactiveになる場合(IEシナリオ以外の場合)

[図データ]
KAVK08137-E パスワードが未設定です。

計測条件登録ファイル(esptask.xml)に設定した計測条件に必要なパスワードを設定していない場合に発生します。対処方法については,「12.4 メッセージ一覧」のメッセージID:KAVK08137-Eの記載を参照してください。

[図データ]
KAVK08171-E Webトランザクションが定義されていません。
KAVK08172-E Webトランザクションファイルのフォーマットに誤りがあります。

Webトランザクション固有の問題が発生しています。Webトランザクションの定義不正が考えられますので,それぞれのメッセージの対処方法について,「12.4 メッセージ一覧」の各メッセージIDの記載を参照してください。

これら以外の要因についても統合トレースログの出力内容を確認し,出力されているメッセージIDから,「12.4 メッセージ一覧」の記載内容を確認してください。

(2) Extensible Service Probeサービスが起動しない,または,リロードでInactiveになる場合(IEシナリオの場合)

[図データ]
KAVK10002-E jpcviemdがすでに起動しています。

IE Probe Daemonのサービスを「アプリケーションとして起動」で起動した状態で,「Windowsサービスとして起動」を実施した場合に発生します。どちらかの起動方法で起動してください。サービスの起動方法については,「5.1.2(2) IE Probe Daemonのサービスを起動する場合」を参照してください。

[図データ]
KAVK10033-E 計測条件登録ファイルの定義内容に誤りがあります。ID=計測条件ID,TAG=<INTERVAL>

TAGの値が<INTERVAL>の場合,計測条件登録ファイルに指定した計測間隔(INTERVAL)とタイムアウト時間(TIMEOUT)が同じ値である可能性があります。計測条件登録ファイルの指定を見直し,PFM - Agent for Service Responseサービスの再度実行またはリロードをしてください。

[図データ]
KAVK10040-E IEシナリオファイルのオープンに失敗しました。

次のどちらかの可能性があります。

  • IEシナリオファイルがアクセスできない状態にある

  • 計測条件登録ファイル(esptask.xml)のIEシナリオファイルの指定に誤りがある

対処方法については,「12.4 メッセージ一覧」のメッセージID:KAVK10040-Eの記載を参照してください。

[図データ]
KAVF16028-E IE Probe Daemonのリロード処理が失敗しました

計測条件登録ファイル(esptask.xml)にIEシナリオの計測条件が1つも登録されていないにもかかわらず,Probe動作条件定義ファイル(esp.conf)のie_service_flagの設定が「Y」になっている可能性が考えられます。

IEシナリオの計測を行う場合には,計測条件登録ファイルにIEシナリオの計測条件を少なくとも1つ追加するようにしてください。IEシナリオの計測を行わない場合は,ie_service_flagを「N」に設定してください。Probe動作条件定義ファイルおよび計測条件登録ファイルの定義については,「8.2 Probe動作条件定義ファイル(esp.conf)」および「8.3 計測条件登録ファイル(esptask.xml)」を参照してください。

これら以外の要因についても統合トレースログの出力内容を確認し,出力されているメッセージIDから,「12.4 メッセージ一覧」の記載内容を確認してください。