Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


13.2 トラブルシューティング

ここでは,Performance Management使用時のトラブルシューティングについて記述します。Performance Managementを使用しているときにトラブルが発生した場合,まず,この節で説明している現象が発生していないか確認してください。

Performance Managementに発生する主なトラブルの内容を次の表に示します。

表13‒1 トラブルの内容

分類

トラブルの内容

記述個所

セットアップやサービスの起動について

  • Performance Managementシリーズプログラムのサービスが起動しない

  • サービスの起動要求をしてからサービスが起動するまで時間が掛かる

  • Performance Managementシリーズプログラムのサービスを停止した直後に,別のプログラムがサービスを開始したとき,通信が正しく実行されない

  • 「ディスク容量が不足しています」というメッセージが出力されたあとMaster StoreサービスまたはAgent Storeサービスが停止する

  • PFM - AgentのAgent Collectorサービスが起動しない

マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルシューティングの章を参照してください。

コマンドの実行について

  • jpctool service listコマンドを実行すると稼働していないサービス名が出力される

  • jpctool db dumpコマンドを実行すると,指定したStoreデータベースと異なるデータが出力される

レポートの定義について

  • 履歴レポートに表示されない時間帯がある

アラームの定義について

  • アクション実行で定義したプログラムが正しく動作しない

  • アラームイベントが表示されない

  • アラームしきい値を超えているのに,エージェント階層の[アラームの状態の表示]画面に表示されているアラームアイコンの色が緑のまま変わらない

パフォーマンスデータの収集と管理について

  • データの保存期間を短く設定したのに,PFM - AgentのStoreデータベースのサイズが小さくならない

  • 共通メッセージログに「Storeデータベースに不正なデータが検出されました」というメッセージが出力される

Webトランザクションの計測について

  • Webトランザクションファイルがない

  • Webトランザクションファイルにアクセス権がない

  • Webトランザクションファイルのフォーマットに誤りがある

  • Webトランザクションファイルの定義内容に誤りがある

  • Webトランザクションファイルに指定したトランザクションがない

  • 監視対象マシンが動いてない(または通信が到達しない)

  • Webサービス(Apache HTTP Serverなど)が動いていない

  • URLで示したリソースがない(HTTP Status 404発生)

  • 証明書に不備がある(自己証明)

  • Basic認証エラー(パスワード未設定)が発生する

  • Basic認証エラー(パスワード誤り)が発生する

  • レスポンス判定エラーが発生する

  • 計測テストのコマンド実行時にオプション指定エラーが発生する

  • 計測テストのコマンド実行時にコマンド二重起動エラーが発生する

13.2.1

PFM - Agent for Service Responseで発生するトラブル別の対処方法については,「13.8 トラブル別の対処方法」を参照してください。

〈この節の構成〉