10.2.3 [要注意サービス]エリア
(1) 画面の構成
(2) 画面の説明
過去7日間に発生したエラーまたは警告の件数を基に,監視対象サービスがランキング表示されます。表示は,3秒ごとに更新されます。表示の優先順位は次のとおりです。
エラー件数の多い監視対象サービスから順番に表示されます。
エラー件数が等しい場合,警告件数が多い監視対象サービスが上に表示されます。
警告件数が等しい場合,サービスグループの名称および監視対象サービスの名称のUnicode順で表示されます。
表示項目を次の表に示します。
項番 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
[サービス] |
ログインしているユーザーが監視を担当している監視対象サービスの名称が表示されます。 |
2 |
[サービスグループ] |
[サービス]に表示された監視対象サービスが属するサービスグループの名称が表示されます。 |
3 |
[現在] |
[サービス]に表示された監視対象サービスの状況を総合的に判定した監視結果が,次に示すアイコンで表示されます。 なお,この項目では,「10.3.3 [サービス性能情報]エリア」にある監視対象サービスの「総合」と同じアイコンが表示されます。
なお,1つの監視対象サービスの中で複数の監視対象に異なる状態が発生している場合,「エラー > 警告 > 正常」の優先順位で,最も優先順位の高い監視対象の状態のアイコンが表示されます(監視停止中の監視対象サービスにほかの状態が発生することはありません)。 例を示します。
このような状態の場合,監視対象サービスの状況は(警告)となります。 |
4 |
[エラー][警告] |
[サービス]に表示された監視対象サービスで過去7日間に発生したエラーおよび警告の累計件数が表示されます。 |
- 注※
監視の開始後,監視対象サービスの監視対象の性能分析を実行するプロセスで,メモリ不足やスレッドの異常終了が発生した監視対象サービスも,[現在]の表示は監視停止中となります。この場合は,該当の監視対象サービスの監視を停止して,メッセージログに出力されるKNAS32021-Eメッセージを基に原因に対処したあと,再度監視を開始してください。
メッセージログの詳細については「7.2.4 メッセージログ」を参照してください。
(3) 補足事項
傾向監視をしている場合,傾向を計算する直近の時刻範囲の30%以上でサービス性能を取得しているときに傾向監視を開始します。ただし,開始後にサービス性能の取得量が減った場合は一度監視を停止し,サービス性能がそろってから再開します。このとき[要注意サービス]エリアには,監視停止中ではなく正常として表示されます。傾向がしきい値を超過していても,サービス性能がそろうまでは正常として表示されます。