Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


9.8 jslmmgrdbcleanup(データベースのクリーンアップ)

機能

監視対象サービスの削除時に残った一部のデータや,データベースのエラー時に作成されたデータなど,データベース上の不要なデータを削除します。不要なデータを削除することで,データベースの空き容量を確保できます。

データベースの領域を効率的に利用するため,1日から1週間に1回を目安として定期的にデータベースのクリーンアップを実行することを推奨します。

このコマンドは,JP1/SLM - Managerの次のサービスが起動した状態で実行してください。

また,クラスタシステムの場合は,実行系サーバで実行してください。待機系サーバで実行するとエラーになります。

-rオプションを指定した場合,監視対象サービスを割り当てていないRDエリアを削除します。-rオプションを指定しない場合,RDエリア内の不要なデータは削除しますが,RDエリアは再利用するために残します。

このコマンドがメッセージログに出力するメッセージには,識別子として「jslmmgrdbcleanup」が設定されます。

メッセージログについては「7.2.4 メッセージログ」を参照してください。

コマンド実行時に出力されるメッセージについては,「11.3 メッセージの一覧」を参照してください。

形式

jslmmgrdbcleanup△[ -r ]

実行権限

OSのAdministratorsグループに属するユーザーアカウント

格納先フォルダ

JP1/SLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\bin\

引数

-r

データベース上の不要なデータを削除することに加えて,監視対象サービスを割り当てていないRDエリアを削除します。

注意事項

戻り値

戻り値

説明

0

データベースのクリーンアップが正常に終了しました。

1

データベースのクリーンアップに失敗しました。

130

キーボードの「Ctrl」キー+「C」キーで処理が中断されました。

使用例

C:\Program Files\HITACHI\JP1ITSLM\mgr\bin\jslmmgrdbcleanup