Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


9.7 jslmmgrconnect(JP1/SLM - Managerの接続)

機能

JP1/SLM - Manager(Master)から接続対象とするJP1/SLM - Manager(Slave)へ接続要求を実施します。

JP1/SLM - Manager(Master)が異常終了して,JP1/SLM - Manager(Master)とJP1/SLM - Manager(Slave)の連携が解除された場合,このコマンドを実行することで再度連携させることができます。

このコマンドは,次の条件を満たした状態で実行してください。

クラスタシステムの場合は,実行系サーバで実行してください。待機系サーバで実行するとエラーになります。

JP1/SLM – ManagerのMaster - Slave構成を使用している場合は,JP1/SLM - Manager(Master)に対してこのコマンドを実行してください。JP1/SLM - Manager(Slave)で実行した場合は,エラーになります。また,Single - Manager構成のJP1/SLM - Managerで実行した場合も,エラーとなります。

このコマンドがメッセージログに出力するメッセージには,識別子として「jslmmgrconnect」が設定されます。

メッセージログについては「7.2.4 メッセージログ」を参照してください。

コマンド実行時に出力されるメッセージについては,「11.3 メッセージの一覧」を参照してください。

形式

jslmmgrconnect△-a△IPアドレスまたはホスト名[△-p△ポート番号]

実行権限

OSのAdministratorsグループに属するユーザーアカウント

格納先フォルダ

JP1/SLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\bin\

引数

-a△IPアドレスまたはホスト名

接続対象とするJP1/SLM - Manager(Slave)のIPアドレスまたはホスト名を指定します。

IPアドレスまたはホスト名は次の形式で指定してください。

ただし,Windowsがホスト名に使用を禁止している文字は指定できません。

また,次に示すアドレスも指定できません。

指定した接続対象がSingle - Manager構成のJP1/SLM - Manager,またはMaster - Slave構成のJP1/SLM - Manager(Master)の場合はエラーとなります。

-p△ポート番号

接続対象とするJP1/SLM - Manager(Slave)のポート番号を指定します。

ポート番号は半角数字で5001〜65535を指定してください。このオプションを省略した場合は,ポート番号として「20904」が指定されます。

-aオプションでIPアドレスまたはホスト名を指定していない場合はエラーとなります。

注意事項

戻り値

戻り値

説明

0

JP1/SLM - Managerの接続が正常に終了しました。

1

JP1/SLM - Managerの接続に失敗しました。

130

キーボードの「Ctrl」キー+「C」キーで処理が中断されました。

使用例

C:\Program Files\HITACHI\JP1ITSLM\mgr\bin\jslmmgrconnect△-a△172.172.172.172△-p△20904