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JP1 Version 11 JP1/Service Level Management


8.4.1 Single - Manager構成からMaster - Slave構成に変更する

Single - Manager構成からMaster - Slave構成に変更する方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 作業手順

操作手順

  1. Single - Manager構成のJP1/SLM - Manager について,jslmmgrexportコマンドを使用してデータベースのデータをエクスポートする。

    jslmmgrexportコマンドについては,「

    9. コマンド

    」の「

    9.9 jslmmgrexport(サービス監視情報のエクスポート)

    」を参照してください。

  2. jslmmgrexportコマンドを使用して,Master - Slave構成のJP1/SLM - Managerに引き継ぐ監視対象サービスのデータをエクスポートする。

  3. Single - Manager構成のJP1/SLM - Managerをアンセットアップする。

  4. Single - Manager構成時のプロパティファイルを引き継がないようにするため,次のシステム定義ファイルを削除する。

    JP1/SLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\conf\jp1itslm.properties

  5. Master - Slave構成用のセットアップオプションファイルを作成する。

    セットアップオプションファイルについては,「9. コマンド」の「9.12 jslmmgrsetup(JP1/SLM - Managerのセットアップ)」を参照してください。

  6. Master - Slave構成となるように新しい構成でJP1/SLM - Manager(Master)およびJP1/SLM - Manager(Slave)をセットアップする。

  7. JP1/SLM - Manager の構成に合わせてJP1/SLM - URを再セットアップする。

  8. 手順1.および手順2.でエクスポートしたデータをJP1/SLM - Manager(Master)またはJP1/SLM - Manager(Slave)にインポートする。

    インポートするデータは,手順4.および手順5.でセットアップしたJP1/SLM - ManagerおよびJP1/SLM - URの構成に合わせる必要があります。

  9. インポート対象のサービスがサービス監視構成の場合は,該当するサービスのHTTPパケットを収集できるJP1/SLM - URが接続しているJP1/SLM - Managerにインポートする。

(2) 補足事項