3.1.1 JP1/SLM - Managerを起動する
JP1/SLM - Managerを起動するには,JP1/SLM - Managerを構成するサービスを起動して,サービスの状態を[開始]にします。この操作は,システム運用者が実施します。
JP1/SLM - Managerを構成するサービスは,OSの起動時に自動的に起動できます。ただし,その場合は,JP1/Baseによる起動管理でサービスの起動順序を設定しておく必要があります。起動順序を設定しないで,OSの起動時にサービスが自動的に起動すると,OSの起動直後にログインやJP1イベントの発行に失敗するおそれがあります。また,JP1/SLM - ManagerとJP1/SLM - URを同じホストにインストールして,サービスの起動を自動にする場合は,OSの起動時にJP1/SLM - Managerのサービスが先に起動するように,JP1/Baseによる起動管理で設定しておく必要があります。JP1/Baseによる起動管理については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
サービスの起動を自動にしない場合やJP1/SLM - Managerを再起動する場合などには,手動でサービスを起動して,JP1/SLM - Managerを起動する必要があります。
ここでは,手動によるJP1/SLM - Managerの起動方法について説明します。
(1) 作業の前に
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JP1/Baseが起動していることを確認してください。
JP1/Baseの起動方法については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
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OS のAdministrators グループに属するユーザーアカウントであることを確認してください。
JP1/SLM - Managerのセットアップが完了していることを確認してください。
JP1/SLM - Managerのセットアップ方法については,「1.5.1 JP1/SLM - Managerをセットアップする」を参照してください。
JP1/SLM - URを起動していないことを確認してください。
(2) 作業手順
Windowsの[スタート]メニューから[管理ツール]−[サービス]を選択する。
JP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager DB Service」(サービス名:HiRDBEmbeddedEdition_JL0)を起動する。
JP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Service)を起動する。
JP1/SLM- Managerのサービス「JP1/SLM - Manager Web Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Web_Service)を起動する。
作業手順の順序ですべてのサービスの状態が[開始]になれば,JP1/SLM - Managerの起動は完了です。
(3) 補足事項
JP1/SLM - Managerを再起動する場合は,JP1/SLM - Managerの終了後に「(2) 作業手順」を実行してください。
JP1/SLM - ManagerおよびJP1/SLM - URの起動時に,次の順序で作業すると,JP1/SLM - Managerの初期化処理に時間が掛かるため,2分間程度JP1/SLM - Managerにログインできない状態になります。
JP1/SLM - Managerの終了
JP1/SLM - URの終了
JP1/SLM - Managerの起動
JP1/SLM - Managerへのログイン中にJP1/SLM - Managerを再起動した場合は,ログインしたセッションが無効になるため,再度JP1/SLM - Managerへログインする必要があります。
ログイン方法については,「3.2.1 JP1/SLM - Managerへログインする」を参照してください。
JP1/SLM - Managerを構成するサービスには依存関係があります。そのため,サービス「JP1/SLM - Manager DB Service」を起動する前にサービス「JP1/SLM - Manager Service」を起動すると,サービス「JP1/SLM - Manager DB Service」が自動的に起動します。同様に,サービス「JP1/SLM - Manager Service」を起動する前にサービス「JP1/SLM - Manager Web Service」を起動すると,サービス「JP1/SLM - Manager Service」が自動的に起動します。
JP1/SLM - Managerの起動中に,システム構成を変更する場合(変更したあとに元に戻す場合も含む),JP1/SLM - Managerの再起動が必要になります。
ブラウザを起動してJP1/SLM - Managerにアクセスしているマシンでファイアウォールを設定している場合,ブラウザとJP1/SLM - Manager間での通信で利用するエフェメラルポートを開放してください。
(4) 次の作業
(5) JP1/SLM - Managerの終了手順
JP1/SLM - Managerの終了は,システム定義を変更する場合などに実施します。
Windowsの[スタート]メニューから[管理ツール]−[サービス]を選択する。
JP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager Web Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Web_Service)を終了する。
JP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager Service」(サービス名:JP1_ITSLM_MGR_Service)を終了する。
JP1/SLM - Managerのサービス「JP1/SLM - Manager DB Service」(サービス名:HiRDBEmbeddedEdition_JL0)を終了する。
作業手順の順序ですべてのサービスの状態が[停止]になれば,JP1/SLM - Managerの終了は完了です。