5.7.1 [メッセージ分割]タブ
[メッセージ分割]タブでは,メッセージテキストを監査ログフォーマットに合わせて分割し,監査ログフォーマットの要素に対応づけます。監査ログフォーマットに対応づけたメッセージテキストの要素を「フィールド」と呼びます。
メッセージは,50件まで分割できます。
[メッセージ分割]タブの各項目について説明します。
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- 「先頭区切」
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メッセージテキストの先頭に,監査ログフォーマットとして対応づけない不要な情報がある場合に,その文字列またはバイト数を「先頭区切」として定義します。
例えば,次のメッセージテキストで「2007/12/31」以降の情報を監査ログフォーマットに対応づける場合,先頭の「####△」は不要な情報になります。
####△2007/12/31△00:00:00.000△△△△KKKK0000-E△起動に失敗しました。
(凡例)△:半角スペースを意味します。
このような場合に,「####△」を先頭区切として定義します。
「先頭区切」に定義する方法には,次の2種類あります。
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文字列で定義する方法
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バイト単位で定義する方法
メッセージの形式に応じて,二つの方法を使い分けてください。詳細は,「3.4 メッセージテキストを分割する方法」を参照してください。
なお,「先頭区切」に定義できるのは1件だけです。
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- 「#」
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行の番号が表示されます。
- 「種別」プルダウンメニュー,「形式」プルダウンメニュー
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「種別」および「形式」プルダウンメニューには,監査ログフォーマットの要素が表示されます。「プレビュー」に表示されたメッセージテキストの要素を,監査ログフォーマットのどの要素に対応づけるかを定義します。
プルダウンメニューの内容については,「5.7.3 「種別」および「形式」プルダウンメニューの内容」を参照してください。
- 「後区切」
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メッセージテキストを分割するために,区切りとなる情報を入力します。
メッセージテキストを分割する方法には,次の2種類があります。
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文字列で区切る方法
メッセージテキストを分割したい位置に,半角スペースや「,」(コンマ)などの文字列がある場合は,その文字列で区切ります。
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バイト単位で区切る方法
メッセージテキストを分割したい位置に何も文字列がない場合,バイト単位で区切ります。
メッセージの形式に応じて,二つの方法を使い分けてください。詳細は,「3.4 メッセージテキストを分割する方法」を参照してください。
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- 「プレビュー」
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「後区切」に区切り情報を指定して[プレビュー]ボタンをクリックすると,「プレビュー」に区切られたメッセージテキストの要素が表示されます。
- [プレビュー]ボタン
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「後区切」に指定した区切り情報に従って,「サンプルメッセージ」に表示されたメッセージテキストを分割します。分割されたメッセージテキストの要素は,「プレビュー」に表示されます。
- [行挿入]ボタン
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カーソルがある行の上に,新しい行を追加します。
分割位置を増やしたり変更したりする場合に使用します。行を追加すると,「プレビュー」に表示されていた内容がいったん削除されます。
- [行削除]ボタン
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カーソルがある行を削除します。
分割位置を減らしたり変更したりする場合に使用します。行を削除すると,「プレビュー」に表示されていた内容がいったん削除されます。
- 「サンプルメッセージ」リスト
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メッセージテキストを分割するために,サンプルとなるメッセージテキストを登録します。登録されたサンプルが,「サンプルメッセージ」リストに表示されます。
- [追加]ボタン
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[追加]ボタンをクリックすると,[サンプルメッセージ追加]ダイアログが表示されます。メッセージテキストを分割するために,サンプルとなるメッセージテキストを追加してください。サンプルメッセージは,3件まで登録できます。
- [削除]ボタン
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「サンプルメッセージ」リストで選択したサンプルメッセージテキストを削除します。[削除]ボタンをクリックすると,確認のメッセージが表示されます。[はい]ボタンをクリックするとサンプルメッセージテキストが破棄されます。