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JP1 Version 11 JP1/Audit Management - Manager 正規化ルール定義ガイド


5.4 メイン画面−ツリーエリア

ツリーエリアの各要素について説明します。

図5‒4 画面のツリーエリア

[図データ]

「製品情報」

定義した製品情報の名称が表示されます。

製品情報を選択して右クリックするとメニューが表示され,その製品情報の編集,削除,正規化ルールの追加,リリース許可,リリース解除許可などの操作ができます。また,ツリーエリアの余白部分で右クリックすると,製品情報を新たに追加するメニューが表示されます。

製品情報の隣にあるアイコンは,正規化ルールの定義の状態を示します。

正規化ルールの定義の状態は,製品情報の下に定義する正規化ルールに対して,どのような操作ができるのかを表します。正規化ルールの定義の状態には,次に示す種類があります。

表5‒1 正規化ルールの定義の状態とアイコン

項番

正規化ルールの定義の状態

製品情報のアイコン

アイコンの意味

1

「編集」状態

完了

(正規化ルールが一つも定義されていない状態,または定義が完了している状態)

[図データ]

製品情報,または正規化ルールを新規に定義したり,編集したり,削除したりできる状態を意味します。

2

未完了

(正規化ルールの定義が未完了で,一時的に保存している状態)

[図データ]

3

「リリース許可」状態

[図データ]

製品情報,および正規化ルールの定義が終わって,監査ログへの変換で使用してもよい状態(「リリース」状態)にする前に,いったんリリースを許可している状態を意味します。

「リリース許可」状態の時は,製品情報および正規化ルールを新規に定義したり,編集したり,削除したりできません。

4

「リリース」状態

[図データ]

正規化ルールの定義が,監査ログへの変換で使用されている状態を意味します。

「リリース」状態の時は,製品情報を削除できません。

5

「リリース編集」状態

完了

(正規化ルールが一つも定義されていない状態,または定義が完了している状態)

[図データ]

「リリース」状態の定義情報を,リリースと並行して編集している状態を意味します。

「リリース編集」の状態の時は,製品情報を削除できません。

6

未完了

(正規化ルールの定義が未完了で,一時的に保存している状態)

[図データ]

7

「リリース解除許可」状態

[図データ]

リリース中の製品情報のリリースを解除する前に,いったんリリースの解除を許可している状態を意味します。

「リリース解除許可」状態の時は,製品情報および正規化ルールを作成したり,編集したり,削除したりできません。

正規化ルールに対して実施する操作に応じて,正規化ルールの定義の状態を変更する必要があります。例えば,正規化ルールの定義が完了したら,監査ログフォーマットへの変換で正規化ルールを使用するために,「編集」状態から「リリース」状態に変更する必要があります。

正規化ルールの定義の状態を変更する操作方法を次に示します。

図5‒5 正規化ルールの定義の状態を変更する操作と状態の遷移

[図データ]

注※1

「編集(未完了)」状態の定義に,定義が完了している定義をインポートすると「編集(完了)」状態になり,「編集(完了)」状態の定義に,未完了の定義をインポートすると「編集(未完了)」状態になります。

注※2

「リリース許可」状態になる前の状態が「編集(完了)」状態だった場合は,「編集(完了)」状態になります。

「リリース許可」状態になる前の状態が「リリース編集(完了)」状態だった場合は,「リリース編集(完了)」状態になります。

注※3

「リリース」状態の定義に,定義が完了している定義をインポートすると「リリース編集(完了)」状態になり,未完了の定義をインポートすると「リリース編集(未完了)」状態になります。

注※4

「リリース解除許可」状態になる前の状態が「リリース編集(完了)」状態だった場合は,「編集(完了)」状態になります。

「リリース解除許可」状態になる前の状態が「リリース編集(未完了)」状態だった場合は,「編集(未完了)」状態になります。

図中の各操作について,次の表で詳細を説明します。なお,表の項番は図中の番号に対応しています。

表5‒2 正規化ルールの定義の状態を変更する操作一覧

項番

変更前の状態

変更後の状態

操作の説明

1

編集(完了)

編集(未完了)

正規化ルールの定義が未完了のまま一時保存する。または,未完了の定義をインポートする。

2

リリース許可

[リリース許可]ボタン

または

[操作]−[リリース許可]

3

編集(未完了)

編集(完了)

正規化ルールの定義が完了する。または,定義が完了している定義をインポートする。

4

リリース許可

編集(完了)

[リリース許可取消]ボタン

または

[操作]−[リリース許可取消]

5

リリース編集(完了)

[リリース許可取消]ボタン

または

[操作]−[リリース許可取消]

6

リリース

[リリース実行]ボタン

または

[操作]−[リリース実行]

7

リリース

リリース編集(完了)

リリース中の正規化ルールを更新し,定義が完了する。または,定義が完了している定義をインポートする。

8

リリース解除許可

[リリース解除許可]ボタン

または

[操作]−[リリース解除許可]

9

リリース編集

(未完了)

リリース中の正規化ルールを更新し,正規化ルールの定義が未完了のまま一時保存する。または,未完了の定義をインポートする。

10

リリース編集

(完了)

リリース編集

(未完了)

正規化ルールの定義が未完了のまま一時保存する。

11

リリース許可

[リリース許可]ボタン

または

[操作]−[リリース許可]

12

リリース解除許可

[リリース解除許可]ボタン

または

[操作]−[リリース解除許可]

13

リリース編集

(未完了)

リリース編集

(完了)

正規化ルールの定義が完了する。

14

リリース解除許可

[リリース解除許可]ボタン

または

[操作]−[リリース解除許可]

15

リリース解除許可

編集(完了)

[リリース実行]

または

[操作]−[リリース実行]

16

編集(未完了)

[リリース実行]ボタン

または

[操作]−[リリース実行]

「正規化ルール」

定義した正規化ルールが,製品情報ごとに表示されます。

正規化ルールを選択して右クリックするとメニューが表示され,その正規化ルールを編集したり削除したりできます。

正規化ルールの定義を未完了で一時保存した場合,正規化ルールの隣に[図データ]が表示されます。

図5‒6 正規化ルールの隣に未完了のアイコンが表示されたツリーエリア

[図データ]