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JP1 Version 11 JP1/Audit Management - Manager 正規化ルール定義ガイド


3.3.4 メッセージテキストを監査ログフォーマットに対応づける

1.3 メッセージテキストを監査ログフォーマットにどのように対応づけるか」で検討した内容に沿って,ログファイルのメッセージテキストを分割し,監査ログフォーマットに対応づけます。

ここでは,業務プログラムBのログファイルのメッセージテキストを次の図のように分割し,監査ログフォーマットに対応づけます。

図3‒26 業務プログラムBのメッセージテキストの分割

[図データ]

メッセージテキストを分割するために,まず,サンプルとなるメッセージテキストを登録します。手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 手順

  1. [正規化ルール定義]ダイアログの[メッセージ分割]タブにある,「サンプルメッセージ」の[追加]ボタンをクリックする。

    [サンプルメッセージ追加]ダイアログが表示されます。

    図3‒27 [サンプルメッセージ追加]ダイアログ

    [図データ]

  2. サンプルとなるメッセージテキストを「サンプルメッセージ」に入力する。

    ここでは,業務プログラムBのメッセージテキストを入力します。

  3. [OK]ボタンをクリックする。

    [メッセージ分割]タブの「サンプルメッセージ」に,入力したサンプルメッセージが表示されます。

    図3‒28 サンプルメッセージが表示された[正規化ルール定義]ダイアログ

    [図データ]

    サンプルメッセージは,3件まで登録できます。参考に,もう1件,サンプルメッセージを登録します。

    図3‒29 サンプルメッセージをもう1件追加した[正規化ルール定義]ダイアログ

    [図データ]

    次に,登録したサンプルメッセージテキストを分割し,分割した各要素に監査ログフォーマットの要素を対応づけます。

  4. メッセージテキストの先頭の要素に対応づける監査ログフォーマットの要素を,「種別」と「形式」プルダウンメニューから選択する。

    ここでは,業務プログラムBのメッセージテキストを図3-26のように分割します。先頭の要素は,「seqnum」です。「seqnum」には,「その他」種別を対応づけるので,「種別」プルダウンメニューで「その他」を,「形式」プルダウンメニューで「情報フィールド」を選択します。

    次に,メッセージテキストを「seqnum」で区切ります。

  5. 先頭の要素「seqnum」で区切るために,「サンプルメッセージリスト」で分割するメッセージテキストを選択し,「後区切」に区切りとなる情報を入力する。

    区切りとなるのは,「=」です。

    [メッセージ分割]タブの1行目の「後区切」に「=」を入力してください。

  6. [プレビュー]ボタンをクリックする。

    「プレビュー」に「seqnum」が表示されていれば,正常に分割されています。

    図3‒30 メッセージテキストの先頭の要素を定義した[正規化ルール定義]ダイアログ

    [図データ]

  7. 先頭の要素を定義した要領で,以降のメッセージテキストを分割し,監査ログフォーマットの要素を対応づける。

    図3-26に従って,監査ログフォーマットの種別と形式を対応づけます。

    図3‒31 メッセージテキストすべてを監査ログフォーマットに対応づけた[正規化ルール定義]ダイアログ

    [図データ]

    空行ができないように入力してください。

    途中で分割位置を誤り,分割位置を増やしたり減らしたりしたい場合は,[行挿入]ボタンまたは[行削除]ボタンで修正してください。[行挿入]ボタンは,カーソルがある行の上に空行を挿入します。[行削除]ボタンは,カーソルがある行を削除します。[行挿入]ボタンまたは[行削除]ボタンを使用すると,「プレビュー」の内容がいったん削除されます。

これで,メッセージテキストを監査ログフォーマットの要素に対応づける操作は完了です。

次に,メッセージテキストに不足している情報を,監査ログに埋め込む定義をします。[正規化ルール定義]ダイアログを開いた状態で,次項を参照してください。

(2) 関連情報