1.3.2 メッセージテキストの分割位置を検討する
「1.3.1 監査ログフォーマットを把握する」に示した監査ログフォーマットの各要素に,メッセージテキストの要素を対応づけます。
対応づけに当たって,メッセージテキストの分割位置を検討する必要があります。次のメッセージテキストを例に説明します。
2008/01/09△14:48:26.687△[Information]△KMMV4010-I△業務プログラムAを開始します。△[MANAGER01,3388(gyoumu.exe),GYOUMU001,StartStop]
(凡例)△:半角スペースを示します。
分割位置の例を次に示します。
この例のように,監査ログフォーマットに合わせて,メッセージテキストを先頭から分割します。分割位置は,文字列またはバイト単位(何バイトまでで区切るか)で指定します。例のように,分割したい位置に半角スペースや「,」(コンマ)などの文字列がある場合は,文字列で区切ります。分割位置に文字列がない場合は,バイト単位で区切ります。
メッセージテキストを分割し,監査ログフォーマットに対応づけたとき,監査ログとして必要な情報が不足していた場合は,「1.4 メッセージテキストに不足している情報をどのように補うか」で,不足している情報を補う検討をしてください。