付録I　SNMPトラップを変換する

NNMが管理するSNMPトラップをJP1イベントに変換します。ネットワークの障害，構成，および性能の情報を集中して管理したい場合に使用します。

JP1/BaseのSNMPトラップ変換では，次の表に示すバージョンのNNMをサポートしています。

表I‒1　Solaris（SPARC）の場合

SNMPトラップ変換機能がサポートするNNM	バージョン
JP1/Cm2/Network Node Manager	07-10
JP1/Cm2/Network Node Manager Starter Edition Enterprise	08-00，08-10
JP1/Cm2/Network Node Manager Starter Edition 250	08-00，08-10
HP Network Node Manager Starter Edition Software	7.5

表I‒2　HP-UX（IPF）の場合

SNMPトラップ変換機能がサポートするNNM	バージョン
JP1/Cm2/Network Node Manager Starter Edition Enterprise	08-00，08-10
JP1/Cm2/Network Node Manager Starter Edition 250	08-00，08-10
HP Network Node Manager Starter Edition Software	7.5

また，SNMPトラップをJP1イベントに変換するには，次の条件が必要です。

• OSが次のどれかであること。

  • HP-UX（IPF）

  • Solaris（Solaris（SPARC）大域ゾーン）

  NNMが対応していないOS（Windows Server 2012やLinuxなど）では使用できません。

• NNMのovstartコマンドの実行環境とNNMのGUIであるovwのLANG環境変数が同じであること。

  両方のLANG環境変数が異なる場合，SNMPトラップをJP1イベントに変換できなかったり，NNMのアラーム・ブラウザの表示と異なる変換をしたりすることがあります。詳細についてはNNMのマニュアルを参照してください。

〈この節の構成〉

• 付録I.1　SNMPトラップ変換機能によるイベント変換の仕組み

• 付録I.2　SNMPトラップ変換を設定する

• 付録I.3　SNMPトラップ変換のコマンド

• 付録I.4　SNMPトラップ変換の定義ファイル

• 付録I.5　SNMPトラップ変換のJP1イベント

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