Hitachi

JP1 Version 11 JP1/Base 運用ガイド


付録I.5 SNMPトラップ変換のJP1イベント

SNMPトラップを検知すると,イベントID「00003A80」のJP1イベントが発行されます。イベントID「00003A80」の詳細を,次の表に示します。なお,JP1イベントの属性については,「17.1 JP1イベントの属性」を参照してください。

表I‒3 イベントID:00003A80の詳細

属性種別

項目

属性名

内容

基本属性

メッセージ

NNMのメッセージ

拡張属性

共通情報

重大度

SEVERITY

SNMPトラップの重要度に対応した値

初期設定

値 : 重要度

Information : Normal

Warning : Warning

Error : Minor

Critical : Major

Alert : Critical

プロダクト名

PRODUCT_NAME

/HITACHI/JP1/IM/SNMP_TRAP

オブジェクトタイプ

OBJECT_TYPE

SNMP_TRAP

オブジェクト名

OBJECT_NAME

NNMで設定されたイベント名

登録名タイプ

ROOT_OBJECT_

TYPE

SNMP_TRAP

登録名

ROOT_OBJECT_

NAME

NNMで設定されたイベント名

事象種別

OCCURRENCE

RECEIVE

固有情報

SNMP Object ID

SNMP_OID

SNMPトラップのオブジェクトID

SNMPトラップ発生日時

SNMP_DATE

SNMPトラップの発生日時

SNMPトラップ発生ソース

SNMP_SOURCE

SNMPトラップの発生ソース

重要度

SNMP_SEVERITY

SNMPトラップに設定された重要度

NNMサブマップ表示URL

SNMP_URL

NNMのサブマップを表示するためのURL

バリアブルバインディング格納結果※1

SNMP_VARBIND_RESULT

バリアブルバインディングを変換した結果

SUCCESS

すべての$変数が変換された。

ESTRLEN

文字列長の制限(1,023バイト)によって文字列が途切れた$変数がある。

EVARNUM

$変数の個数制限(28個)によって削除された$変数がある。

EEVENTLEN

JP1イベント長の制限(10,000バイト)によって削除された$変数がある。

ESTRVARNUM

$変数の個数制限(28個)によって削除された$変数があり,かつ,変換された$変数の中に文字列長の制限(1,023バイト)によって文字列が途切れた$変数がある。

ESTREVENTLEN

JP1イベント長の制限(10,000バイト)によって削除された$変数があり,かつ,変換された$変数の中に文字列長の制限(28個)によって文字列が途切れた$変数がある。

バリアブルバインディングの数※1

SNMP_VARBIND_NUM

SNMPトラップに含まれるバリアブルバインディングの個数

オブジェクトID[1,2,3...]※1※2

SNMP_VARBIND_OID[1,2,3...]※2

バリアブルバインディングのオブジェクトID

型[1,2,3...]※1※2

SNMP_VARBIND_TYPE[1,2,3...]※2

バリアブルバインディングの型

ASN_INTEGER

ASN_U_INTEGER

ASN_OCTET_STR

ASN_OBJECT_ID

ASN_IPADDRESS

ASN_UNSIGNED32

ASN_COUNTER32

ASN_TIMETICKS

ASN_COUNTER64

Unsupport:上記以外の型

値[1,2,3...]※1※2

SNMP_VARBIND[1,2,3...]※2

バリアブルバインディングの値

(凡例)

−:なし

注※1 SNMPトラップ変換機能の設定で,バリアブルバインディングをJP1イベントに変換する設定にした場合に出力されます。

注※2 一つのバリアブルバインディングに対して,SNMP_VARBIND_OID,SNMP_VARBIND_TYPE,およびSNMP_VARBINDの三つが出力されます。各項目のあとに付く数値は,バリアブルバインディングの$変数に対応しています。