Hitachi

Hitachi System Information Capture - Visualizer リファレンス


1.1.2 システム分析支援ビュー

システム分析支援ビューアは、システム分析支援アキュムレータで取得した情報を可視化する機能です。

可視化により、スローダウンや性能未達成時にシステム全体のどのポイントでボトルネックになっているかを視覚的に把握できます。また、SQLエラー発生時に対象SQLの情報と関連する情報(リクエスト、SQL)を容易に把握できます。

アプリケーションサーバ(Cosminexus V9)のAPサーバ(Cosminexus V9のJ2EEサーバ)上で実行されたアプリケーションと、そのアプリケーションで実行されたSQLをひとつのVisioの図形描画領域上で見ることができます。

これにより、アプリケーションの性能チューニングや、トラブルシュートをするためにCosminexus V9とHiRDBのそれぞれのログ、トレースの解析に掛かっていた工数を削減することが期待できます。

また、HSIC-APを使用するとCosminexus V9以外のAPサーバ、HiRDB以外のDBサーバを使用するシステムでアプリケーションの動作状況、およびSQLを可視化することができます。

ただし、Cosminexus V9とHiRDBを使用した場合と比べ、表示項目の内容が異なります。

図1‒2 システム分析支援ビューアの概要

[図データ]

凡例)
Webクライアント:

Webクライアント(Webブラウザなど)が動作しているクライアントマシン。

Webサーバ:

Cosminexus V9のWebサーバが動作しているサーバマシン。

APサーバ:

Cosminexus V9のJ2EEサーバが動作しているサーバマシン。

DBサーバ:

HiRDBが動作しているサーバマシン。

ネットワークスイッチ:

本番環境でWebサーバ、APサーバ、DBサーバのパケットを交換する装置。システム分析支援アダプタがキャプチャするために、ミラーポートが設定できることが前提となります。

なお、システム分析支援アキュムレータについては「1.1.1 システム分析支援アキュムレータ」を、 システム分析支援アダプタについては「1.1.3 システム分析支援アダプ」を参照してください。