Hitachi

Hitachi System Information Capture - Visualizer リファレンス


1.1 システム分析支援の機能概要

システム分析支援は、3階層(Webサーバ/APサーバ/DBサーバ)システムを採用する本番環境システムで稼働中の電文データ(パケット)を、ネットワークスイッチのポートミラーリング機能を利用して複製/キャプチャして、Webサーバ(クライアント)からAPサーバ(アプリケーションサーバ)に対してのリクエストと、APサーバからDBサーバに対して発行するSQLを一連の処理フローとして関連付けてモニタリングし、業務シーケンスを可視化するものです。

業務シーケンスの可視化により、システムボトルネックの視覚的検証、および、レスポンス遅延等の原因分析、といった作業をユーザが容易に行うことが可能となります。

Webクライアントからのリクエスト要求に対するレスポンスまでの一連のWebサービス処理に対し以下の監視を行ないます。

レスポンス遅延、SQLエラー等の異常を検知したときは、異常を検知したリクエスト要求の情報とSQL情報を業務実態情報として取得します。また、異常検知時に異常を検知したリクエスト要求と同時間帯に動作していた他リクエスト要求の情報とSQL情報も業務実態情報として取得します。

図1‒1 異常を検知したリクエスト要求の情報とSQL情報の取得

[図データ]

システム分析支援は、3つの主な機能により構成されます。

各機能の概要について以下に説明します。

〈この節の構成〉