Hitachi

Hitachi System Information Capture リファレンス 


9.5 モジュールトレース

モジュールトレースは、システムテスト支援でなんらかの障害が発生した場合に、障害箇所を調査するためのシステムテスト支援内部の関数の動作状況を出力する機能です。

通常の運用で使用することはありませんが、障害の調査の際に提供を依頼することがあります。

出力ディレクトリ

出力先ディレクトリは、「/opt/HSIC/job/テスト識別子/spool/dceeinf/mdl」とします。

モジュールトレースファイル名称

XX ……XXmdlnnn

XX……XX:テスト識別子(識別子最大31バイト)

mdl:モジュールトレースファイルを示す固定文字列(半角英字3バイト)

nnn:モジュールトレースファイルのID(半角数字3バイト、001〜002)

モジュールトレース機能での障害発生時の動作

オンライン開始時のモジュールトレースファイル作成失敗時はシステムテスト支援が異常終了します。

モジュールトレースファイルの作成に必要なディスク容量を用意してください。

必要なディスク容量は、「9.6.4 モジュールトレースファイル」を参照してください。

オンライン中のモジュールトレースファイル作成失敗時はメッセージを出力してシステムテスト支援はそのまま続行します。