Hitachi

Hitachi System Information Capture リファレンス 


用語解説

(英字)

IFA番号

システム検証支援基盤がスレッドに付加する番号です。IFA番号は、プロセス内で通番です。

pcap形式ファイル

OS標準、またはフリーソフトとして提供されているパケットキャプチャコマンドを実行することで作成されるファイルです。システム検証支援基盤がサポートするpcap形式ファイルは、バージョン2.4です。

PCAP実行

既存システムからキャプチャしたpcap形式ファイルのパケットを基にプロトコル電文を組み立てて、任意のタイミングでテストの対象システムへ送信する形式のテストです。

TASKTM

処理キュー経由で動作する処理単位に取得されるトラブルシュート情報です。システム検証支援基盤がデータ処理をするごとに、システム統計情報が出力されます。障害が発生した場合、原因を調査するためにTASKTMが必要です。

TCPスルー

1つのTCP/IPパケットを1つの電文として扱い、テストの対象システムへ送信する形式のテストです。

UDPスルー

UDPパケットをそのままテストの対象システムへ送信する形式のテストです。

(カ行)

クライアント識別子

データ送信元を識別するための属性です。デフォルトのクライアント識別子は、パケットを送信したTCPコネクションです。

(サ行)

システムテスト支援

本番環境の既存システムからキャプチャしたデータをそのままテストの対象システムへ送信したり、キャプチャしたデータをファイルに蓄積してからテストの対象システムに送信したりする機能です。

システムテスト支援実行環境

システム検証支援基盤を起動したタイミングで作成されるディレクトリです。システムテスト支援実行環境のディレクトリは、テスト識別子と同じ名称です。

システムテスト支援定義ファイル

システム検証支援基盤の動作や実行環境の情報を定義するためのファイルです。

(タ行)

蓄積実行

本番環境の既存システムからキャプチャしたパケットを基にプロトコル電文に組み立てて、ファイルとして保存する処理です。

蓄積ファイル

本番環境の既存システム間でやり取りされるデータ、およびテストの対象システムが送受信したデータを、システム検証支援基盤がキャプチャして、ファイルとして保存したものです。蓄積ファイルは、並行実行時またはリプレイ実行時に必要です。

中央処理通番

処理キュー経由で動作する処理単位に採番される番号です。処理キューの種類(システム用なのかデータ処理用なのか)は区別されません。中央処理通番は、システム検証支援基盤が起動してから停止するまで、連続して採番されます。

テスト識別子

システム検証支援基盤を起動するごとに付与される、プロセス単位の属性です。システムテスト支援定義ファイルは、テスト識別子ごとに定義できます。

(ハ行)

比較エラー情報ファイル

エラー情報だけをまとめたCSVファイルです。レスポンスデータがエラーの場合、および既存システムとテストの対象システムのレスポンスデータが一致しない場合は、エラーと見なされます。比較エラー情報ファイル内のエラー情報は、テキストエディタなどで参照できます。

フィルタリング

既存システムからキャプチャしたパケットを選択的に破棄する機能です。システムテスト支援定義ファイルで指定されていないパケット、およびUOCから破棄を要求する戻り値があったパケットが、破棄の対象です。

並行実行

既存システムからキャプチャしたパケットを基にプロトコル電文に組み立てて、リアルタイムにテストの対象システムへ送信する形式のテストです。

(ラ行)

リプレイ実行

ファイルに蓄積されたプロトコル電文を、任意のタイミングでテストの対象システムへ送信する形式のテストです。