4.3.9 esrasget(保守資料の取得)
目的
システムテスト支援のトラブルシュートに必要な保守資料を指定されたファイルまたはディレクトリに取得します。
形式
Linux版の場合
esrasget [-c] 取得先ファイル名
Windows版の場合
esrasget 取得先ディレクトリ名
機能
トラブルシュートに必要なファイルの取得、OSコマンドの実行と結果の取得、およびシステムテスト支援のコマンドの実行と結果の取得を行います。
取得先ファイルを取得するディレクトリには、資料を取得するための十分な空き領域が必要になります。取得先ファイルを出力するディスクには、システムテスト支援実行ディレクトリ下のディスク容量を以上の空きがあることを確認してから実行してください。
本コマンドは、Linuxの場合はスーパーユーザー、Windowsの場合はAdministratorsグループに属するユーザアカウントで実行できます。
オプション
- –c
-
(Linux版のみ)
保守資料取得先ファイルを資料取得後に圧縮します。
- 取得先ファイル名
-
(Linux版のみ)
保守資料取得先ファイル名をフルパスで指定します。
「-c」オプションを指定して取得先ファイル名の末尾に「.gz」以外を指定すると、取得先ファイル名の末尾に「.gz」を付加します。
- 取得先ディレクトリ名 ~〈127文字以内のパス名〉
-
(Windows版のみ)
保守資料取得先ディレクトリ名をフルパスで指定します。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFSE95429-E |
コマンドエラー |
標準エラー出力 |
KFSE95436-I |
ヘルプ表示(Linux版) |
標準出力 |
KFSE95455-I |
ヘルプ表示(Windows版) |
標準出力 |
注意事項
-
システムテスト支援稼働中にesrasgetコマンドを実行した際、KFSE95429-Eメッセージ(理由コード=OS COMMAND FAILED)を出力する場合がありますが、トラブルシュート情報の取得に問題はありません。