3.14.3 システム統計情報に関する定義(statistical_information)
形式
[statistical_information [-u "[use={Y|N}] [interval_time=システム統計情報取得間隔]"] [-f "[fileno=システム統計情報最大ファイル数] [filesz=システム統計情報ファイルサイズ]"] [-b "[blockno=システム統計情報ブロック数] [blocksz=システム統計情報ブロックサイズ]"] ]
機能
トラブルシュート情報のシステム統計情報に関する定義です。
システム統計情報ファイル数やファイルサイズ、メモリマップサイズ等を指定します。
指定数
0〜1
オプション:-u
- use
-
- 設定値と省略値
-
Y|N《Y》
- 説明
-
システム統計情報機能を使用するかどうかを指定します。
Y:システム統計情報機能を使用します。
N:システム統計情報機能を使用しません。
- interval_time
-
- 設定値と省略値
-
〈符号なし整数〉((1〜3600))《60》(単位:秒)
- 説明
-
システム統計情報を取得する時間間隔を秒単位で指定します。
- 見積もり式への影響
-
システム統計情報ファイルの容量見積もりに影響します。
オプション:-f
- fileno
-
- 設定値と省略値
-
〈符号なし整数〉((3〜100))《3》(単位:ファイル数)
- 説明
-
システム統計情報を出力する最大ファイル数を指定します。
- ほかのオペランドとの関連
-
statistical_information定義の-bオプションのフラグメンバblocknoを参照してください。
- 指定値の目安
-
fileszフラグメンバとの組み合わせで、保存したいシステム統計情報量にあわせて設定してください。
- 見積もり式への影響
-
システム統計情報ファイルの容量およびメモリ使用量の見積もりに影響します。
- filesz
-
- 設定値と省略値
-
〈符号なし整数〉((4000〜1000000))《40000》(単位:キロバイト)
- 説明
-
システム統計情報を出力するファイルの容量をキロバイト単位で指定します。
Windows版の場合、ファイルサイズは、ブロックサイズやOS情報等を基に最適値を自動計算するため、指定値より若干小さくなる場合があります。
- ほかのオペランドとの関連
-
statistical_information定義の-bオプション、フラグメンバblocknoを参照してください。
- 指定値の目安
-
filenoフラグメンバとの組み合わせで、保存したいシステム統計情報量にあわせて設定してください。
- 見積もり式への影響
-
システム統計情報ファイルの容量見積もりに影響します。
オプション:-b
- blockno
-
- 設定値と省略値
-
〈符号なし整数〉((3〜200))《3》(単位:ブロック数)
- 説明
-
システム統計情報ファイルをメモリにマッピングするブロック数を指定します。
- ほかのオペランドとの関連
-
Linux版の場合
↑filesz設定値÷(↓blocksz設定値÷OSのページサイズ↓×OSのページサイズ)↑
×fileno設定値 ≧blockno設定値
Windows版の場合
↑filesz設定値÷(↓blocksz設定値÷OSのメモリ割り当て単位↓×OSのメモリ割り当て単位)↑
×fileno設定値 ≧blockno設定値
- 利点
-
statistical_information定義の-bオプションに省略値以外を設定する場合は、-bオプションと-fオプションの指定値が以下の計算式を満たすように設定してください。
↑filesz設定値÷(↓blocksz設定値÷OSのページサイズ↓×OSのページサイズ)↑
×fileno設定値 ≧blockno設定値
- 指定値の目安
-
通常は、このフラグメンバを指定する必要はありません。
システム統計情報ファイルを編集した結果、破棄されたシステム統計情報が多い場合にこのオペランドの指定値を以下の計算式を目安に指定値を増やしてください。
このオペランド指定値を増やす数
=↑システム統計情報破棄数 ×1312÷(blockszオペランド指定値 × 1024)↑
- 見積もり式への影響
-
メモリ使用量の見積もりに影響します。
- blocksz
-
- 設定値と省略値
-
〈符号なし整数〉((50〜20000))《200》(単位:キロバイト)
- 説明
-
システム統計情報ファイルをメモリにマッピングする1ブロックのサイズをキロバイト単位で指定します。
- ほかのオペランドとの関連
-
statistical_information定義の-bオプションのフラグメンバblocknoを参照してください。
- 利点
-
ファイルに出力されず破棄されたシステム統計情報が多い場合に、このオペランドの指定値を増やすと破棄されるシステム統計情報の数が減ることがあります。
- 指定値の目安
-
通常は、このフラグメンバを指定する必要はありません。
保守員がこのフラグメンバの指定を依頼した場合は、保守員の指示に従ってください。
- 見積もり式への影響
-
メモリ使用量の見積もりに影響します。