2.6.6 IIOPテスト機能の結果判定機能
結果判定機能は、テスト実行状態とテスト対象システムからの応答電文を基に、プロトコルレベルでテスト結果を自動判定後、ユーザデータ部分について結果判定UOCを呼び出して結果判定を行います。
プロトコルレベルでテスト結果が正常の場合だけ結果判定UOCを呼び出します。
判定結果が異常のときは、比較エラー情報ファイルにエラー情報を出力します。また、テスト電文(要求/応答)を定義、および編集UOC(蓄積)の指示に従って結果ファイル(テスト用の要求電文蓄積ファイル、テスト用の応答電文蓄積ファイル)へ出力します。
次に、1つの要求電文のテスト結果判定の流れを示します。
次に示すどれかのエラー条件を満たした場合は、テスト失敗(判定結果が異常)と判断します。それ以外の場合は、テスト成功と判断します。結果判定は項番の昇順に行い、条件を満たした時点で、そのエラー条件に対応する「テスト結果」文字列を、比較エラー情報ファイルのユーザ情報文字列に出力します。
項番 |
分類 |
エラー条件 |
「テスト結果」文字列 |
---|---|---|---|
1 |
テスト実行状態 |
テスト対象システムとのコネクション確立が失敗した |
SEND_CONNECTION |
2 |
テスト対象システムへの要求電文の送信に失敗した |
SEND_ERROR |
|
3 |
テスト対象システムからの応答電文受信前に、テスト対象システムとのコネクションが切断された |
RECV_CONNECTION |
|
4 |
テスト対象システムからの応答電文待ちがタイムアウトした |
RECV_TIMEOUT |
|
5 |
プロトコルレベル※ |
テスト対象システムから受信した応答電文がユーザ例外 |
STATUS_CODE-USER |
6 |
テスト対象システムから受信した応答電文がシステム例外 |
STATUS_CODE-SYSTEM |
|
7 |
テスト対象システムから受信した応答電文がCancelRequest |
STATUS_CODE-CANCEL |
- 注※
-
KFSE80952-Iメッセージでは、「ユーザエラー/不一致件数」にカウントされます。
比較エラー情報ファイルのエラー要因は、「USER」として出力されます。