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Hitachi System Information Capture リファレンス 


1.8.2 COBOL連携機能を使用する場合の前提プログラム

COBOL連携機能を使用する場合の前提プログラムとその設定について説明します。COBOL連携機能を使用する場合、テスト対象システムを実行するマシンと、システム検証支援基盤のテスト支援GUIを実行するマシンでそれぞれ前提プログラムのインストールと設定が必要です。COBOL連携機能では、SSHプロトコルを使用して、テスト対象システム実行マシン上でのリモート処理を実現します。SSHプロトコルを使用したリモート実行をするために、前提プログラムとしてOSSのOpen-SSHとPuTTYを使用します。

テスト対象システム実行マシン(COBOL2002)の前提プログラムと設定

前提条件

テスト対象システム実行マシン上には、次のどれかのプログラムが必要です。

  • P-2636-2344 COBOL2002 Net Developer 04-10以降

  • P-2636-7344 COBOL2002 Developer Professional 04-10以降

  • P-2436-6344 COBOL2002 Net Server Suite 04-10以降

  • P-2636-4344 COBOL2002 Net Client Suite 04-10以降

  • P-2936-2344 COBOL2002 Net Developer(64) 04-10以降

  • P-2936-7344 COBOL2002 Developer Professional(64) 04-10以降

  • P-2936-6344 COBOL2002 Net Server Suite(64) 04-10以降

また、Open-SSH(バージョン5.3p1以降)もインストールしてください。Open-SSHは、SSHサーバーとして使用します。

テスト対象システム実行マシン(COBOL2002)の設定手順を次に示します。

  1. Open-SSHをインストールします。インストール済みの場合はインストール不要です。

  2. 次のファイルのSSHサーバーの定義を設定します。設定済みの場合は設定不要です。

    C:\ProgramData\ssh\sshd_config

    設定する指定値について、次の表に示します。

    表1‒10 SSHサーバーの定義を設定する指定値

    設定項目

    指定値

    デフォルト値

    port

    任意のポート番号

    22

    PasswordAuthentication

    yes

    yes

    PermitRootLogin

    yes

    yes

    注※

    指定値と同じポート番号をテスト支援GUI画面で指定してください。

  3. ファイアウォールの設定で、port指定したポート番号を解放します。

  4. テスト実行時、SSHサーバーを起動します。SSHDが自動で起動しない場合、手動で起動します。

テスト支援GUI実行マシンのの前提プログラムと設定

前提条件

テスト支援GUI実行マシン上には、次のプログラムが必要です。

  • Microsoft .NET Framework 4.5以降 再頒布可能パッケージ

  • PuTTY(バージョン0.7.0以降)

テスト支援GUI実行マシンで次の設定をしてください。

  1. PuTTYをインストールします。

  2. PuTTYをインストールしたディレクトリを環境変数PATHに設定します。

テスト支援GUI画面で指定するユーザには、任意コマンドおよびCOBOLコマンドの実行権限のあるテスト対象システム実行マシン側のユーザを指定します。