1.4.6 クライアントの増幅
概要
電文一括増幅機能では、既存環境のRPC要求電文を複製してテスト対象システムに送信します。本機能は、プロトコル種別がRPCで、実行形態がリプレイ実行またはPCAP実行の場合だけ使用できます。RAP電文は対象外です。
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機能 |
概要 |
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クライアント増幅 |
要求電文を複製し、複製元の電文と別のクライアントからの電文として追加する。 |
クライアント増幅
クライアント増幅は、rpc_definition定義-tオプションのexecution_countフラグメンバでクライアント増幅数を指定することで行います。
クライアント増幅で複製した電文は、それぞれが複製元の電文と異なるクライアントからの電文として扱われます。クライアント増幅の遅延時間がexecution_delay_timeフラグメンバで指定されている場合は、複製した各電文の送信間隔は、指定時間ずつずれます。
クライアント増幅の例を下図に示します。
複製した電文の応答
電文増幅機能の使用時は、複製した本番環境の要求電文に対応する本番環境の応答電文が存在しません。そのため、応答電文の比較機能による比較処理は行いません。