1.4.5 電文のフィルタリング
パケットキャプチャ時、リプレイ時にどの電文を入力対象とするかを指定することが出来ます。
それをフィルタリングと言います。
本番環境では電文全てがネットワークスイッチを経由して送受信されていますが、特定のクライアントまたはサーバとの送受信のみを入力情報としてシステムテスト支援に入力し、テスト対象システムへの送信や、ファイルへの蓄積を行うことが出来ます。
フィルタリングには入力時刻指定、サービスグループ/サービス名、ノード識別子、クライアント側IPアドレス、サーバ側IPアドレスなどで行うことが出来ます。
フィルタリングの設定はシステム定義を行う事で行われます。システム定義の詳細は「3.10 フィルタ関連定義」を参照してください。
また、UOCを作成することで入力電文をユーザ任意にフィルタリングすることも出来ます。
入力時刻指定のフィルタリングと特定のサービス入力するフィルタリング例を以下に示します。
フィルタリングを行う電文の各実行形態による違いについて、以下に図で示します。
- 蓄積実行の場合
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図1‒24 蓄積実行時のフィルタリングの流れ
- 並行実行の場合
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図1‒25 並行実行時のフィルタリングの流れ
- リプレイ実行の場合
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図1‒26 リプレイ実行時のフィルタリングの流れ