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Hitachi System Information Capture リファレンス 


1.2.2 パケットキャプチャの対象

パケットキャプチャでは、ミラーポートと接続しているネットワークインタフェース名(イーサネットの場合はeth1等)をシステム定義capture_network_interfaceの-i name、既存システム側のキャプチャ対象IPアドレス範囲(最小と最大)をシステム定義capture_definitionの-f ipaddrで指定します。パケットキャプチャでは、システム定義capture_definitionの-f ipaddrで指定されたIPアドレス範囲をキャプチャします。IPアドレス範囲内にテスト対象外のIPアドレスが含まれる場合、キャプチャ後にパケットを破棄します。キャプチャ性能の向上やCPU負荷の軽減の為、IPアドレス範囲は、既存システムのテスト対象が含まれる最低限の範囲にする事を推奨します。

システム定義の詳細は、「3.4 パケットキャプチャ関連定義」を参照してください。

以下に、パケットキャプチャ対象の選択例を示します。

外部システムのパケットは、ミラーポートを経由し、システムテスト支援稼働マシンのネットワークインタフェース名「eth1」に到達します。システムテスト支援では、「eth1」から、送信先IPアドレス、又は、送信元IPアドレスが、「172.17.2.5」〜「172.19.4.21」のパケットをキャプチャします。

「172.17.2.5」〜「172.19.4.21」以外のパケットについては、OSレベルで破棄します。

図1‒3 パケットキャプチャの対象

[図データ]