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Hitachi System Information Capture リファレンス 


1.2.1 パケットキャプチャの構成

パケットキャプチャを行う場合、外部システムと既存システム間のネットワークを、ポートミラーリング機能を実装したネットワークスイッチで接続します。システム間で送受信されるパケットは、ポートミラーリング機能により、システムテスト支援の稼働するマシンにコピーされます。システムテスト支援では、コピーされたパケットを、RAWソケットを使用してキャプチャします。

ポートミラーリング機能の設定では、外部システム側に接続されており、かつ、キャプチャ対象のパケットが流れる全ポートを、ミラーポートへのコピー元として指定します。既存システム側に接続されているポートを指定すると、テスト二重実行等の不具合が発生する為、指定しないでください。

また、VLANを構成したネットワークにおいて、トランキングプロトコルとしてIEEE802.1Qを使用しているパケットがキャプチャできます。ポートミラーリング機能の設定方法については、使用するネットワークスイッチのマニュアルを参照してください。

図1‒2 パケットキャプチャの構成

[図データ]