8.6.5 ほかのテストプロジェクトにあるテストケースを流用する
ほかのテストプロジェクトで使用しているテストケースを流用するには,流用元のテストプロジェクトからテストケースをCSVファイルとしてエクスポートし,そのCSVファイルを流用先のテストプロジェクトにインポートします。
作業の手順
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流用元のテストプロジェクトを対象にして,流用したいテストケースをエクスポートします。
エクスポートするには,次のどちらかの方法があります。操作を実行すると,csvfolderフォルダにCSVファイルが出力されます。
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特定のテストケースをエクスポートしたい場合
cbluts -TestCase -Export -Name 流用するテストケース -OutputPath csvfolder -Project from.utsproj
-Nameオプションの場合,一度に複数のテストケースは指定できません。
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複数のテストケースをエクスポートしたい場合
一括でエクスポートすることはできないため,「特定のテストケースをエクスポートしたい場合」の手順を繰り返すか,または「8.6.7 複数のテストケースを一括でエクスポートする」を参照してエクスポートしてください。
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すべてのテストケースをエクスポートしたい場合
cbluts -TestCase -Export -All -OutputPath csvfolder -Project from.utsproj
出力したCSVファイルの名前は,「テストケースの名前.csv」になります。
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出力したCSVファイルをインポートします。
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ファイルを指定してインポートしたい場合
cbluts -TestCase -Import -InputPath csvfolder\流用するテストケース.csv -Project sample.utsproj
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フォルダを指定してインポートしたい場合
cbluts -TestCase -Import -InputPath csvfolder -Project sample.utsproj
-InputPathオプションにCSVファイルの格納先フォルダを指定すると,そのフォルダ直下のCSVファイルがすべてインポートされます。
-Recursiveオプションを指定すると,さらに,サブフォルダにあるすべてのCSVファイルもインポートされます。
テストケース名は,CSVファイルの名前(拡張子「.csv」を除いたもの)になります。
テストケース内で使用している中断点や,データ名がない場合,そのテストデータは,インポート時に削除されます。
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流用先のテストプロジェクトが複数ある場合は,手順2を繰り返します。
関連項目