8.3.3 CSVファイルをインポートする(フォルダ指定)
指定したフォルダの直下またはそのサブフォルダの下にあるCSVファイルをテストケースとして取り込みます。
作業の前に確認すること
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インポートするCSVファイル内で,テストデータの設定が完了している。
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CSVファイルで設定するテストデータが正しい。
作業の手順
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単体テストの実行の対象となるテストプロジェクトを用意します。
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Windowsのコマンドプロンプトを起動します。
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次に示すcblutsコマンドで,CSVファイルをインポートします。
cbluts -TestCase -Import -InputPath CSVが格納されているフォルダパス 〔-Skip | -OverWrite | -Rename〕 〔-Recursive〕 -Project 実行対象テストプロジェクトファイルパス
-Recursiveオプションを指定すると,-InputPathオプションで指定したフォルダのサブフォルダも含めてインポートされます。
CSVファイル名と同じ名前のテストケースがすでにインポート先にあった場合,デフォルトでは,そのCSVファイルのインポートがスキップされます。
動作を変えたい場合は,-OverWriteオプションまたは-Renameオプションを指定してください。
注意
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-Recursiveオプションを指定した場合は,フォルダ構成が深さ優先で探索されて,取り込まれます。
同じ階層に複数のフォルダがあったときは,フォルダ名の順番で取り込まれます。例えば,次のフォルダ構成で,-InputPathオプションにTOPFOLDERを指定した場合は,TOPFOLDER,AAA,CCC,BBBの順に取り込まれます。
TOPFOLDER ├ AAA │ └ CCC └ BBB
同名のファイルが存在する場合の動作を「上書き」としている場合は,あとから取り込んだファイルで上書きされます。
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取り込み中にエラーが発生した場合の処理の継続可否は,GUIの動作に準じます。
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コンパイルエラーが発生している場合や,プログラム情報ファイルに必要な情報が含まれていない場合,このコマンドは実行できません。
その場合は,先にCOBOLソースファイルの内容や,コンパイルオプションを見直して,エラーを解消しておく必要があります。
関連項目