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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


7.3.3 [プログラム一覧]画面

使用されているプログラムと使用されていないプログラムの一覧です。プロジェクトサマリ画面の[COBOLプログラム]行の[全体]列の個数をクリックすると表示されます。

画面の「プログラム名」をクリックすると,各プログラムの[プログラム詳細]画面の「プログラム概要」に遷移します。

図7‒8 プログラム一覧

[図データ]

[プログラム名]

COBOLソースファイルの見出し部のPROGRAM-IDです。

[使用有無]

表示される文字の意味を次に示します。

  • 使用

    主プログラム,または主プログラムから直接的もしくは間接的に呼び出されるプログラムです。

  • 未使用

    主プログラムでないプログラムで,かつ主プログラムから直接的にも間接的にも呼び出されないプログラムです。デッドコード内のCALL文の場合,呼び出しはないものとして扱います。

[総行数]

プログラムの総行数です。

[引数の個数]

手続き部の見出しの引数の個数です。なお,RETURNINGの指定は引数として表示されません。

[実行文の数]

プログラムの実行文の数です。

[分岐の数]

プログラムの分岐の数です。

[呼出先プログラム数]

プログラムから呼び出しているプログラムの数です。

[コメント行の文字列]

プログラムコメント(プログラムの機能を要約するコメント)の文字列です。

[解析生成オプション設定]画面の[プログラムコメント抽出]タブで[プログラムコメントを抽出する]をチェックすると,条件に従って抽出されたコメントが表示されます。[プログラムコメント抽出]タブについては,「5.2.3 [プログラムコメント抽出]タブ」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) [未登録のプログラム一覧]画面

プログラムから呼び出されているが,COBOLソース解析の解析対象として登録されていないプログラムの一覧です。プロジェクトサマリ画面の[COBOLプログラム]行の[未登録]列の個数をクリックすると表示されます。

画面の「呼出元プログラム名」をクリックすると,各プログラムの[プログラム詳細]画面の「プログラム概要」に遷移します。

図7‒9 未登録のプログラム一覧

[図データ]

[プログラム名]

COBOLソース解析に登録されていないCOBOLソースファイルの見出し部のPROGRAM-IDです。

[引数の個数]

未登録プログラムを呼び出すときの,CALL文の引数の個数です。RETURNINGの指定は引数として表示されません。

[呼出元プログラム名]

未登録プログラムを呼び出しているプログラム名です。

(2) [重複するプログラム一覧]画面

重複するプログラム名(PROGRAM-ID)を持つプログラムの一覧です。

COBOLソースファイルのファイル名が異なっていて,同じプログラム名(PROGRAM-ID)が使われている場合,プログラム名(PROGRAM-ID)の名前を変更し,解析します。[重複するプログラム一覧]画面では,COBOLソース解析が名前を変更したプログラム名(PROGRAM-ID)が表示されます。

プロジェクトサマリ画面の[COBOLプログラム]行の[重複]列の個数をクリックすると表示されます。

画面の「リネームプログラム名」をクリックすると,各プログラムの[プログラム詳細]画面の「プログラム概要」に遷移します。

COBOLソースファイルを追加したときに,重複プログラム数が999を超えたときは,解析エラー(KEDL1265A-E)が出力されます。解析中に重複プログラム数が999を超えたときは,解析エラー(KEDL1266A-E)が出力されます。

図7‒10 重複するプログラム一覧

[図データ]

[プログラム名]

重複するCOBOLソースファイルの見出し部のPROGRAM-IDです。

[リネームプログラム名]

複数の同じプログラム名の解析結果を判断するため,重複しないように付けられたプログラム名です。名称の規則は,「プログラム名(nnn)」nnn:一連番号(1〜999)です。一連番号は同じプログラム名に割り振られます。

名称が重複したプログラムが解析されたときの,リネームプログラム名の表示例を次に示します。「ZC001_OPT」という名称の3種類のプログラムが解析された例です。

ZC001_OPT(1)
ZC001_OPT(2)
ZC001_OPT(3)

解析対象プロジェクト内でプログラム名が重複するときは,重複するプログラム名にはすべて一連番号が付きます。

[総行数]

プログラムの総行数です。

[実行文の数]

プログラムの実行文の数です。

[分岐の数]

プログラムの分岐の数です。

[呼出先プログラム数]

プログラムから呼び出しているプログラムの数です。

[引数の個数]

手続き部の見出しの引数の個数です。なお,RETURNING指定は引数として表示されません。

[コメント行の文字列]

[解析生成オプション設定]画面の[プログラムコメント抽出]タブで[プログラムコメントを抽出する]をチェックすると,条件に従って抽出されたコメントが表示されます。