cblcsaコマンド − バッチモードでCOBOLソース解析を実行する
cblcsaコマンドは,COBOLソース解析をコマンドプロンプトから操作するときに使います。
コマンドの実行が完了すると,解析状況,生成状況,および実行結果が標準エラー出力に出力されます。
形式
ソース解析プロジェクトの操作(作成,削除,参照)
- ソース解析プロジェクトを作成する場合
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -Create
- ソース解析プロジェクトの名称を変更する場合
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -Rename 変更後ソース解析プロジェクト名
- ソース解析プロジェクトを削除する場合
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -Delete
- ソース解析プロジェクトの登録情報を取得する場合
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -GetStatus
- ソース解析プロジェクトの一覧を表示する場合
cblcsa -ListProject
データベースの初期化
- ソース解析用データベースを初期化する場合
cblcsa -InitializeDatabase
ソース解析プロジェクトのCOBOLソースファイルの操作(登録,削除,参照)
- ソースファイル名を登録する場合
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -Add {-Source ソースファイル名〔;ソースファイル名〕...|-SourceFolder ソースフォルダ名〔;ソースフォルダ名〕...〔-r〕}
- 登録されたソースファイル名を削除する場合
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -Remove -Source {ソースファイル名〔;ソースファイル名〕...|ALL}
- 登録されたソースファイル名の状態を一覧表示する場合
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -ListSrcStatus
ソース解析プロジェクトの解析生成オプションの操作(取り出し,登録)
- 登録された解析生成オプションをソース解析オプションファイルに出力する場合
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -ExportOption ソース解析オプションファイル名
- オプションファイルから解析生成オプションを登録する場合
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -ImportOption ソース解析オプションファイル名
ソース解析プロジェクトの解析生成の実行
- COBOLソース解析を実行する場合
cblcsa -Project プロジェクト名 〔-Analyzer {AUTO|ALL}〕 〔-LogFolder 出力先フォルダパス〕
- コマンドヘルプを表示する場合
cblcsa または cblcsa -? または cblcsa -Help
オプション
-Project ソース解析プロジェクト名
ソース解析プロジェクト名を指定します。
ソース解析プロジェクト名には,次の文字を含まない名前を30文字以下で指定します。英小文字と英大文字は区別されません。
「'」「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」「@」「;」,半角空白,全角空白,制御文字
また,先頭文字にハイフン(-)を指定しないでください。
このオプションを-Createオプションと同時に指定する場合,同じ名称のソース解析プロジェクトがCOBOLソース解析用データベースに存在してはいけません。-Create以外のオプションと同時に指定する場合,ソース解析プロジェクト名と同じ名称のソース解析プロジェクトがCOBOLソース解析用データベースに存在している必要があります。
-Projectオプションだけを指定し,ほかのオプションを指定しない場合は,-Analyzer AUTOが仮定されます。
-Create
COBOLソース解析用データベースにソース解析プロジェクトを新規作成します。
同じ名称のソース解析プロジェクトがCOBOLソース解析用データベースに存在する場合は,エラーメッセージを出力してエラー終了します。
-Rename 変更後プロジェクト名
COBOLソース解析用データベースのソース解析プロジェクトの名称を指定した変更後ソース解析プロジェクト名に変更します。変更後プロジェクト名は,-Projectオプションのプロジェクト名の命名規則に従った名前で指定してください。
-Delete
COBOLソース解析用データベースのソース解析プロジェクトを削除します。
-GetStatus
COBOLソース解析用データベースのソース解析プロジェクトの登録情報を表示(標準出力に出力)します。次に示す内容を表示します。
-
ソース解析プロジェクト名
-
解析オプション情報,生成オプション情報
-
ソース一覧(解析状態,生成状態,ソースファイル名,解析時のソースファイル更新日時,解析日時,生成日時)
出力例
・ソース解析プロジェクト名 販売管理システム ・解析オプション情報 [コンパイラオプション] コンパイラオプション : -Comp5 -CompatiV3 -Compati85,All コンパイラ環境変数 : CBLERRMAX=100 CBLFIX=.cob .xxx CBLLIB=C:\Program Files\HITACHI\COBOL2002 64bit\COPY;C:\temp\COPY [主プログラム指定] 主プログラムを自動検出 : ON USING検出条件 引数なし : ON 引数1個で英数字である : OFF 引数1個で可変長文字列型の集団項目である : ON 引数2個で2進整数とポインタである : ON RETURNING検出条件 RETURNING指定なし : ON 主プログラム名の一覧の文字列 : [プログラムコメント抽出] プログラムコメントを抽出する : OFF プログラムコメント行の検索場所 プログラム名段落の前 : ON プログラム名段落の後 : OFF プログラムコメント行の検索条件 抽出キー文字列で始まるコメント行(プログラムコメントは抽出キーの後の文字列) : ON 抽出キー文字列で始まるコメント行の次行 : OFF 抽出キー文字列 : '' プログラム名段落から [ ] 行目(1〜99)の位置にあるコメント行 : OFF [節コメント抽出] 節コメントを抽出する : OFF 節コメント行の検索場所 節見出しの前 : ON 節見出しの後 : OFF 節コメント行の検索条件 抽出キー文字列で始まるコメント行(節コメントは抽出キーの後の文字列) : ON 抽出キー文字列で始まるコメント行の次行 : OFF 抽出キー文字列 : '' 節見出しから [ ] 行目(1〜99)の位置にあるコメント行 : OFF [呼出先プログラム解決] COBOL2002 サービスルーチンファイル : COBOL2002 一意名呼び出し対応付けファイル : [引数整合性チェック] 引数の個数を検査する : ON 実引数個数>仮引数個数の場合は検出しない : OFF 引数の受渡方法を検査する : ON 引数のデータ型を検査する : ON 引数のサイズを検査する : ON 次の条件をすべて満たすケースを検出しない : OFF ・BY REFERENCEまたはBY CONTENTである ・一方または両方が英数字集団項目である ・実引数サイズ>仮引数サイズである 一方が可変長集団項目の場合はサイズ検査対象外とする : ON 引数の集団項目の構造を検査する : OFF 対応する仮引数のない実引数を検出する : OFF 対応する実引数のない仮引数を検出する : OFF [その他] レベル番号が02〜49,66のデータ項目の情報を抽出する : ON プログラムの制御フロー情報を抽出する : ON ・生成オプション情報 出力先フォルダ : D:\Temp\COBOL Analyzer [HTML] すべてのHTMLドキュメント : ON [CSV] COBOLソースファイル一覧 : ON プログラム一覧 : ON セクション一覧 : ON ファイル一覧 : ON データ項目一覧 : ON 不整合引数一覧 : ON 実行順序リスト : ON プログラム呼出関係 : ON 登録集原文参照関係 : ON ファイル参照関係 : ON 表(DB)参照関係 : ON ・ソース一覧(解析状態,生成状態,ソースファイル名,ソースファイル更新日時,解析日時,生成日時) 解析済,生成済,C:\販売管理システム\伝票作成\伝票作成メイン.cbl,2002/11/28 15:41:22,2021/08/04 22:40:15,2021/08/04 22:40:17 解析済,生成済,C:\販売管理システム\入金処理\顧客マスタ検索.CBL,1999/10/29 17:14:20,2021/08/04 22:40:15,2021/08/04 22:40:17 解析済(古い),生成済(古い),C:\販売管理システム\入金処理\入金処理メイン.cbl,1999/11/15 21:22:52,2021/08/04 22:40:15,2021/08/04 22:40:17
(凡例)
- 解析オプション情報,および生成オプション情報
-
オプションの指定有無を示します。
-
ON:オプションが指定されている。
-
OFF:オプションが指定されていない。
-
- ソース一覧の[解析状態]
-
COBOLソースファイルの解析状態を示します。
-
解析済:解析済み。
-
解析済(古い):解析済みで「解析済」または「警告」の状態だったが,前回解析時点からCOBOLソースファイル(取り込んでいる登録集原文ファイルを含む)が更新されている。再解析を行う必要がある。
-
未解析:解析されていない。
-
警告:解析済みだが,警告エラーが検出された。
-
エラー:解析できないエラーが検出された。
-
- ソース一覧の[生成状態]
-
COBOLソースファイルのドキュメントの生成状態を示します。
-
生成済:生成済み。
-
生成済(古い):生成済みで「生成済」または「警告」の状態だったが,前回解析時点からCOBOLソースファイル(取り込んでいる登録集原文ファイルを含む)が更新されている。または解析/生成の中断で解析は完了しているが生成はされていない。再生成を行う必要がある。
-
未生成:生成されていない。
-
警告:生成済みだが,警告エラーが検出された。
-
エラー:生成できないエラーが検出された。
-
- ソース一覧の[ソースファイル名]
-
解析または生成対象のCOBOLソースファイル名を絶対パス名で表示します。
-ListProject
COBOLソース解析用データベースのソース解析プロジェクトの一覧を表示(標準出力に出力)します。次に示す内容を表示します。
-
ソース解析プロジェクト名
-
プロジェクトの解析状態
-
最終解析日時
-
プロジェクトの生成状態
-
最終生成日時
このオプションを指定した場合は,-Help(-?),-InitializeDatabase,-LogFolder以外のほかのオプションはすべて無視されます。
出力例
解析状態 最終解析日時 生成状態 最終生成日時 ソース解析プロジェクト名 ------------------------------------------------------------------------------- 解析済み 2017/08/28 16:34 生成済み 2017/08/28 16:34 ProjectAlpha 未解析あり 2017/08/28 16:34 未生成 ProjectBeta 解析済み 2017/08/28 16:34 未生成あり 2017/08/28 16:34 ProjectGamma 未解析 未生成 ProjectDelta
(凡例)
- [解析状態]
-
ソース解析プロジェクトの解析状態を示します。
-
解析済み:すべてのCOBOLソースファイルが解析済み。
-
未解析あり:一部のCOBOLソースファイルが未解析。
-
未解析:すべてのCOBOLソースファイルが未解析。
-
- [最終解析日時]
-
最後に解析または生成を実行したときの解析処理の終了日時を[yyyy/mm/dd hh:mm]形式で示します(yyyy:西暦年,mm:月,dd:日,hh:時,mm:分)。
- [生成状態]
-
ソース解析プロジェクトの生成状態を示します。
-
生成済み:すべてのCOBOLソースファイルが生成済み。
-
未生成あり:一部のCOBOLソースファイルが未生成。
-
未生成:すべてのCOBOLソースファイルが未生成。
-
- [最終生成日時]
-
最後に解析または生成を実行したときの生成処理の終了日時を[yyyy/mm/dd hh:mm]形式で示します(yyyy:西暦年,mm:月,dd:日,hh:時,mm:分)。
-InitializeDatabase
COBOLソース解析用データベースを初期化します。-Deleteオプションよりも高速にデータベースの内容を削除できます。このオプションを指定した場合は,-Help(-?),-LogFolder以外のほかのオプションはすべて無視されます。
このオプションは[Ctrl]+[C]でキャンセルできません。データベースを初期化しても問題ないことを入念に確認してから,-InitializeDatabaseオプションを使用してください。
-Add
ソース解析プロジェクトにCOBOLソースファイル名を登録します。
-Remove
ソース解析プロジェクトからソースファイル名を削除します。
-Source {ソースファイル名〔;ソースファイル名〕...|ALL}
- -Addオプションの場合
-
ソース解析プロジェクトに登録するCOBOLソースファイル(COBOLソースファイルの拡張子をもつファイル)を指定します。COBOLソースファイル以外は登録されません。
-AddオプションのときはALLを指定できません。ワイルドカード「*」「?」を使用できます。ただし,フォルダ名の部分にはワイルドカードは指定できません。
- -Removeオプションの場合
-
ソース解析プロジェクトから削除するCOBOLソースファイルを絶対パス名で指定します。ソース解析プロジェクトのすべてのCOBOLソースファイルを削除するときはALLを指定します。
-SourceFolder ソースフォルダ名〔;ソースフォルダ名〕...
COBOLソースファイルを格納したフォルダを指定します。指定されたソースフォルダ内のCOBOLソースファイル(COBOLソースファイルの拡張子をもつファイル)が登録対象となります。COBOLソースファイル以外は登録されません。
-r
-SourceFolderオプションで指定したソースフォルダの,すべての下位フォルダのCOBOLソースファイルをソース解析プロジェクトへの登録対象にします。
-ListSrcStatus
ソース解析プロジェクトに登録されたソースファイルの解析生成状態の一覧を表示(標準出力に出力)します。次の内容がコンマ区切りで出力されます。
-
解析状態
-
生成状態
-
ソースファイル名(絶対パス名)
-
ソースファイルの更新日時,解析日時,生成日時
出力例
解析状態,生成状態,ソースファイル名,ソースファイル更新日時,解析日時,生成日時 解析済,生成済,C:\temp\test01.cbl,2017/08/28 14:31:24,2017/08/28 17:03:24,2017/08/28 17:03:27 エラー,未生成,C:\temp\test02.cbl,2017/08/28 15:56:02,, 解析済,生成済,C:\temp\test03.cbl,2017/08/28 14:32:28,2017/08/28 17:03:26,2017/08/28 17:03:27 解析済(古い),生成済(古い),C:\temp\test04.cbl,2017/08/28 17:00:50,2017/08/28 17:03:26,2017/08/28 17:03:27
(凡例)
- [解析状態]
-
COBOLソースファイルの解析状態を示します。
-
解析済:解析済み。
-
解析済(古い):解析済みで「解析済」または「警告」の状態だったが,前回解析時点からCOBOLソースファイル(取り込んでいる登録集原文ファイルを含む)が更新されている。再解析を行う必要がある。
-
未解析:解析されていない。
-
警告:解析済みだが,警告エラーが検出された。
-
エラー:解析できないエラーが検出された。
-
- [生成状態]
-
COBOLソースファイルのプログラム固有ドキュメント(HTML)の生成状態を示します。
-
生成済:生成済み。
-
生成済(古い):生成済みで「生成済」または「警告」の状態だったが,前回解析時点からCOBOLソースファイル(取り込んでいる登録集原文ファイルを含む)が更新されている。または解析/生成の中断で解析は完了しているが生成はされていない。再生成を行う必要がある。
-
未生成:生成されていない。
-
警告:生成済みだが,警告エラーが検出された。
-
エラー:生成できないエラーが検出された。
-
- [ソースファイル名]
-
解析または生成対象のCOBOLソースファイル名を絶対パス名で表示します。
- [ソースファイル更新日時]
-
COBOLソースファイルの更新日時を[yyyy/mm/dd hh:mm:ss]形式で表示します(yyyy:西暦年,mm:月,dd:日,hh:時,mm:分,ss:秒)。
- [解析日時]
-
COBOLソースファイルの解析が完了した日時を[yyyy/mm/dd hh:mm:ss]形式で表示します(yyyy:西暦年,mm:月,dd:日,hh:時,mm:分,ss:秒)。
解析状態が「未解析」または「エラー」の場合,解析日時は出力されません。
- [生成日時]
-
COBOLソースファイルのプログラム固有ドキュメント(HTML)の生成が完了した日時を[yyyy/mm/dd hh:mm:ss]形式で表示します(yyyy:西暦年,mm:月,dd:日,hh:時,mm:分,ss:秒)。
生成状態が「未生成」または「エラー」の場合,生成日時は出力されません。
-ExportOption ソース解析オプションファイル名
解析生成オプションをソース解析オプションファイル(.xml)に出力します。
拡張子が.xml以外の場合,エラーが出力されて,エラー終了します。
-ImportOption ソース解析オプションファイル名
ソース解析オプションファイル(.xml)の解析生成オプションをソース解析プロジェクトに登録します。
-Analyzer {AUTO|ALL}
COBOLソースファイルの解析および生成の対象範囲を指定します。
- AUTO:解析および生成が必要なCOBOLソースファイルを自動的に選出して解析および生成の対象とします。
-
次のCOBOLソースファイルが解析対象となります。
-
解析オプションを変更したあとで,再解析していないCOBOLソースファイル
-
前回の解析でエラーが出力されたCOBOLソースファイル
-
COBOLソースファイルの更新日時,または直接的もしくは間接的に取り込んでいる登録集原文ファイルの更新日時が,前回解析時の更新日時と異なるCOBOLソースファイル
次のCOBOLソースファイルが生成対象となります。
-
生成オプションを変更したあとで,再生成していないCOBOLソースファイル
-
前回の生成でエラーが出力されたCOBOLソースファイル
-
解析対象となったCOBOLソースファイル
-
COBOLソースファイルのうち,前回の生成日時が前回の解析日時より古いもの。
-
ALL:すべてのCOBOLソースファイル
-LogFolder 出力先フォルダパス
解析ログおよび操作ログの出力先フォルダを絶対パスまたはカレントフォルダからの相対パスで指定します。
省略すると,COBOLソース解析の環境定義ファイル(CBLANALYZER.INI)に定義されている解析ログおよび操作ログの出力先フォルダに出力されます。
フォルダ名をダブルクォーテーション(")で囲んで指定する場合は,フォルダ名の末尾に円記号(¥)は指定しないでください。Windowsの仕様で円記号(¥)がエスケープ文字の扱いになり,ダブルクォーテーションがフォルダ名の一部になってエラーになります。
解析ログおよび操作ログの詳細は,それぞれ,「9.2.1 解析ログを参照する」および「9.2.2 操作ログを参照する」を参照してください。
-? または -Help
コマンドヘルプが表示されます。ほかのオプションはすべて無視されます。cblcsaコマンドの引数をすべて省略した場合も,コマンドヘルプが表示されます。
出力例
実行状況表示
解析または生成の実行状況をコンソールに表示(標準エラー出力に出力)します。
- 解析状況
[2017/08/02 19:54:46],[情報],[システム],KEDL1231A-I プロジェクト(PROJECT1)の解析処理を開始しました。 [2017/08/02 19:54:46],[情報],[解析],KEDL1261A-I (1/3) 'D:\SAMPLE\ソースファイル1.cbl'を解析中... [2017/08/02 19:54:47],[情報],[解析],KEDL1261A-I (2/3) 'D:\SAMPLE\ソースファイル2.cbl'を解析中... [2017/08/02 19:54:47],[情報],[解析],KEDL1261A-I (3/3) 'D:\SAMPLE\ソースファイル3.cbl'を解析中... [2017/08/02 19:54:48],[情報],[システム],KEDL1232A-I プロジェクト(PROJECT1)の解析処理を終了しました。
- 生成状況
[2017/08/02 19:54:48],[情報],[システム],KEDL1233A-I プロジェクト(PROJECT1)の生成処理を開始しました。 [2017/08/02 19:54:48],[情報],[生成], 生成開始: システム固有:プログラム階層図 [2017/08/02 19:54:49],[情報],[生成], 生成開始: プログラム固有:プログラム名=プログラム名1 (進捗: 1/3) [2017/08/02 19:54:50],[情報],[生成], 生成開始: プログラム固有:プログラム名=プログラム名2 (進捗: 2/3) [2017/08/02 19:54:51],[情報],[生成], 生成開始: プログラム固有:プログラム名=プログラム名3 (進捗: 3/3) [2017/08/02 19:54:53],[情報],[生成], 生成開始: システム固有:ドキュメント名 [2017/08/02 19:54:54],[情報],[生成], 生成開始: プロジェクト固有:プロジェクトサマリ [2017/08/02 19:54:55],[情報],[システム],KEDL1234A-I プロジェクト(PROJECT1)の生成処理を終了しました。
実行結果表示
解析または生成の成功,警告,失敗の集計結果をコンソールに表示(標準エラー出力に出力)します。
[2017/08/02 19:55:55],[情報],[実行結果], 解析 生成 [2017/08/02 19:55:55],[情報],[実行結果], 成功: 4 4 [2017/08/02 19:55:55],[情報],[実行結果], 警告: 0 0 [2017/08/02 19:55:55],[情報],[実行結果], 失敗: 0 0 [2017/08/02 19:55:55],[情報],[実行結果], 合計: 4 / 4 4 / 4
解析および生成の「成功」「失敗」「警告」「合計」の数の意味を次に示します。
種別 |
解析 |
生成 |
---|---|---|
成功 |
解析状態が「解析済」で解析を完了したCOBOLソースファイル数 |
生成状態が「生成済」で生成を完了したCOBOLソースファイル数 |
警告 |
解析状態が「警告」で解析を完了したCOBOLソースファイル数 |
生成状態が「警告」で生成を完了したCOBOLソースファイル数 |
失敗 |
解析状態が「エラー」で解析を終了したCOBOLソースファイル数 |
生成状態が「エラー」で生成を終了したCOBOLソースファイル数 |
合計 |
分子は解析の成功,警告,失敗の合計数 分母は解析対象のCOBOLソースファイル数 |
分子は生成の成功,警告,失敗の合計数 分母は生成対象のCOBOLソースファイル数 |
注意事項
-
システム全体の解析(ソースファイル間で参照されるプログラムや共用される登録集原文の解析)でエラーを検出した場合,またはシステム全体のドキュメント生成で警告またはエラーを検出した場合,次のように解析や生成の「警告」と「失敗」にカウントされます。このため,合計の分子は分母より1大きくなることがあります。
-
システム全体の解析でエラーを検出した場合は,解析の「失敗」の欄に1を加算します。
-
システム全体のドキュメント生成が警告メッセージのみで終了した場合は,生成の「警告」の欄に1を加算します。
-
システム全体のドキュメント生成でエラーを検出した場合は,生成の「失敗」の欄に1を加算します。
-
-
システム全体の解析でエラーとなっている場合,解析情報が正しくデータベースに抽出できていないことがあります。エラーメッセージのエラー情報を基にエラー要因を排除した上で,コマンドプロンプト上でcblcsaコマンドの-Analyzer ALLオプションを使用して,すべてのCOBOLソースファイルを再解析してください。
cblcsaコマンドのコンソール出力例
> cblcsa [2017/08/02 19:56:46],[情報],[システム],KEDL1231A-I プロジェクト(新しいプロジェクト)の解析処理を開始しました。 [2017/08/02 19:56:46],[情報],[解析],KEDL1261A-I (1/10) 'D:\SAMPLE\オプション処理1.cbl'を解析中... [2017/08/02 19:56:47],[情報],[解析],KEDL1261A-I (2/10) 'D:\SAMPLE\オプション処理2.cbl'を解析中... [2017/08/02 19:56:47],[情報],[解析],KEDL1261A-I (3/10) 'D:\SAMPLE\オプション処理3.cbl'を解析中... … [2017/08/02 19:56:57],[情報],[システム],KEDL1232A-I プロジェクト(新しいプロジェクト)の解析処理を終了しました。 [2017/08/02 19:56:57],[情報],[システム],KEDL1233A-I プロジェクト(新しいプロジェクト)の生成処理を開始しました。 [2017/08/02 19:56:57],[情報],[生成], 生成開始: システム固有:プログラム階層図 [2017/08/02 19:56:58],[情報],[生成], 生成開始: プログラム固有:プログラム名=OPTPROC1 (進捗: 1/10) [2017/08/02 19:56:58],[情報],[生成], 生成開始: プログラム固有:プログラム名=OPTPROC2 (進捗: 2/10) [2017/08/02 19:56:58],[情報],[生成], 生成開始: プログラム固有:プログラム名=OPTPROC3 (進捗: 3/10) … [2017/08/02 19:57:14],[情報],[生成], 生成開始: システム固有:表(DB)参照関係CSV [2017/08/02 19:57:14],[情報],[生成], 生成開始: プロジェクト固有:プロジェクトサマリ [2017/08/02 19:57:15],[情報],[システム],KEDL1234A-I プロジェクト(新しいプロジェクト)の生成処理を終了しました。 [2017/08/02 19:57:15],[情報],[実行結果], 解析 生成 [2017/08/02 19:57:15],[情報],[実行結果], 成功: 10 10 [2017/08/02 19:57:15],[情報],[実行結果], 警告: 0 0 [2017/08/02 19:57:15],[情報],[実行結果], 失敗: 0 0 [2017/08/02 19:57:15],[情報],[実行結果], 合計: 10 / 10 10 / 10
終了コード
終了コード |
意味 |
メッセージとの対応 |
---|---|---|
0 |
正常終了しました。 |
重要度Eのエラーはありません。 |
1 |
エラーが発生して終了しました。 |
重要度Eのエラーが1つ以上あります。 |
注意事項
-
同じオプションが複数指定された場合,あとに指定されたものだけ有効になります。
-
オプション名の大文字小文字は区別しません。
-
オプションの引数に空白文字,半角アンパサンド文字(&),半角キャレット文字(^),半角右丸括弧文字(cblcsaコマンド名の左に,半角左丸括弧文字を書いたとき)を含む場合は,ダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
-
オプションの引数にハイフン(-)で始まる文字列は指定できません。
-
オプション内を区切るために使用するセミコロン(;)の前後に空白文字を指定しないでください。
-
パス区切り文字として,斜線(/)を使用したパス名は使用できません。パス区切り文字には円記号(¥)を使用してください。パス名が斜線(/)を含む場合の動作は保証しません。
-
DBユティリティまたはCOBOLソース解析が組み込みデータベースにアクセスしている場合,およびほかのユーザが組み込みデータベースにアクセスしている場合,エラーメッセージを出力してコマンドが終了します。
-
cblcsaコマンドは同時に複数起動できません。複数起動した場合,エラーメッセージが出力されてコマンドが停止することがあります。cblcsaコマンドを実行する場合は,並列で動作しないようにバッチファイルなどを使用して実行してください。
-
cblcsaコマンドの実行中にDBユティリティやCOBOLソース解析を起動した場合,エラーメッセージが出力されてコマンドが停止することがあります。このため,cblcsaコマンドを実行する場合は,DBユティリティやCOBOLソース解析を起動しないでください。
-
オプションの指定順序は問いません。
-
Windowsの環境変数TEMPが定義されていない場合,エラーメッセージが出力されます。
-
ソースファイル名およびソースフォルダ名に,セミコロン(;),アポストロフィ('),コンマ(,)を含むパス名は指定できません。
-
-Analyzerオプション以外のオプションの実行は,[Ctrl]+[C]キーで強制終了できません。
-
[Ctrl]+[C]キーを使ってコマンドの実行を強制終了した場合,解析中であれば解析中のソースファイルの解析処理がロールバックされ,その直前のCOBOLソースファイルの解析情報までがデータベースに格納されます。また,生成中の場合は,生成中のドキュメントはエラー扱いとして出力が中断され,コマンドが終了します。再度,解析または生成を実施してエラー状態が解消されるまでは,システム固有ドキュメントの妥当性は保証しません。
-
-Analyzer ALLによる解析および生成を[Ctrl]+[C]キーを使って中断した場合,その解析および生成を中断した位置から再開することはできません。-Analyzer ALLで再実行して,最初から解析および生成をやり直す必要があります。
-
-Analyzer AUTOによる解析および生成を[Ctrl]+[C]キーを使って中断した場合,その解析および生成は-Analyzer AUTOによる再実行で中断したCOBOLソースファイルから再開できます。
-
-Analyzer AUTOによる解析および生成では,プロジェクトの解析オプションや生成オプションが変更されていても,すべてのCOBOLソースファイルが自動的に解析対象や生成対象になることはありません。解析オプションや生成オプションを変更した場合は,必ず-Analyzer ALLですべてのCOBOLソースファイルを解析対象と生成対象としてください。
-
コマンドプロンプトでCOBOL2002のコンパイラ環境変数を設定しても,プロジェクトの解析生成オプションに同じコンパイラ環境変数が登録されている場合は,コマンドプロンプトの環境変数の設定値は無視され,解析生成オプションに登録されている環境変数の設定値が採用されます。
-
コマンドプロンプトでCOBOL2002のコンパイラ環境変数にフォルダ名やファイル名を指定する場合,必ず絶対パス名で指定してください。
-
バッチモードで作成したソース解析プロジェクトを開発マネージャから操作する場合,ソース解析プロジェクトの使用開始をしても,開発マネージャ画面に解析結果が表示されません。開発マネージャでソース解析プロジェクトの使用開始,解析生成オプションの設定,およびCOBOLソース解析の実行を行ってください。
-
解析または生成でデータベース管理システムやODBCのエラーが発生した場合,エラーメッセージを出力してコマンドを終了します。この場合,解析状態や生成状態をデータベースに格納できないため,次の現象が発生します。
-
エラーとなったCOBOLソースファイルの解析状態や生成状態が「エラー」と表示されない。
-
COBOLソースファイルの解析状態および生成状態と,プロジェクトの解析状態および生成状態が不一致になる。
エラーメッセージのエラー情報を基にエラー要因を排除した上で,コマンドプロンプト上でcblcsaコマンドの-Analyzer ALLオプションを使用して,すべてのCOBOLソースファイルを再解析してください。
-