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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


5.2.1 [コンパイラオプション]タブ

[解析生成オプション設定]画面の[コンパイラオプション]タブには,COBOLソースファイルのコンパイルに必要なコンパイラオプションとコンパイラ環境変数を指定します。COBOL2002コンパイラによるコンパイルで構文エラーとならないように過不足なく指定してください。

開発マネージャ上で[解析生成オプション設定]画面を開いている場合は,開発マネージャに設定されている内容を引き継ぐか,[コンパイラオプションの設定]や[コンパイラ環境変数の設定]に指定するかを選択できます。

コンパイラオプションについては,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照してください。

図5‒4 [解析生成オプション設定]画面の[コンパイラオプション]タブ

[図データ]

[開発マネージャの設定を引き継ぐ]

開発マネージャで設定されているコンパイラオプションとコンパイラ環境変数を,ソース解析プロジェクトまたはソース解析オプションファイルに登録します。開発マネージャで設定されているコンパイラオプションとコンパイラ環境変数は,[開発マネージャのコンパイラオプション設定内容]と[開発マネージャのコンパイラ環境変数設定内容]に表示されます。

[オプション・環境変数を設定する]

[コンパイラオプションの設定]にコンパイラオプション,[コンパイラ環境変数の設定]にコンパイラ環境変数を指定して,ソース解析プロジェクトまたはソース解析オプションファイルに登録します。

[コンパイラオプションの設定]

COBOLソースファイルのコンパイルに必要なコンパイラオプションを指定します。

複数のコンパイラオプションを指定する場合は,空白文字で区切って指定します。

指定できないコンパイラオプションは,指定してもコンパイル時に無視されます。コンパイラオプションの使用可否については,「10.4 COBOLソース解析で使用できるコンパイラオプション」を参照してください。

[開発マネージャのコンパイラオプション設定内容]

開発マネージャで設定されているコンパイラオプションが表示されます。

表示内容は,コピー&ペーストで[コンパイラオプションの設定]に貼り付けられます。

[コンパイラ環境変数の設定]

COBOLソースファイルのコンパイルに必要なコンパイラ環境変数を指定します。

1行に1つの環境変数を「環境変数名=環境変数値」の形式で指定します。イコール(=)のない行は無視されます。

イコール(=)の後ろに何も指定しなかった場合は,空文字列が設定されます。環境変数値が空文字列の環境変数は「環境変数未定義」を意味します。この指定は,解析/生成の実行時にWindowsの環境変数を適用しないで,未定義扱いにする場合に使用します。

同じ名前の環境変数を複数指定した場合は,最後に指定した値が有効になります。

ここに指定したコンパイラ環境変数は,解析/生成の開始時にWindowsの環境変数に登録されて,COBOLソースファイルの解析(COBOL2002コンパイラによるコンパイル)で有効になります。Windowsに同じ環境変数がすでに登録されている場合は上書きとなるので,[コンパイラ環境変数の設定]に指定した値が優先されます。

コンパイラ環境変数の使用可否については,「10.5 COBOLソース解析で使用できるコンパイラ環境変数」を参照してください。

[開発マネージャの環境変数設定内容]

開発マネージャで有効となっている次のコンパイラ環境変数が表示されます。

  • 開発マネージャのプロジェクトに登録されているコンパイラ環境変数

  • Windowsの環境変数で定義されているコンパイラ環境変数

表示内容は,コピー&ペーストで[コンパイラ環境変数の設定]に貼り付けられます。

注意事項

環境変数CBLLIBには,開発マネージャのプロジェクトで設定した作業フォルダのパスが追加されます。

関連項目