COBOL2002 使用の手引 手引編


35.3.9 デバッグ

〈この項の構成〉

(1) CBLABNLST

異常終了時要約情報リストの出力先を指定します。

詳細は,「36.2 異常終了時要約情報リスト」を参照してください。

(2) CBLCORE

シグナル発生時にコアダンプを出力するかどうかを指定します。詳細については,「36.8 コアダンプの出力」を参照してください。

(3) CBLDDUMP

異常終了時のデータ領域ダンプの出力先を指定します。詳細については,「36.3 データ領域ダンプリスト」を参照してください。

(4) CBLDMPLEVEL

データ領域ダンプリスト出力で,情報の出力レベルを指定します。詳細については,「36.4 データ領域ダンプリスト出力情報の選択」を参照してください。

(5) CBLDMPPGMN

データ領域ダンプリストを出力するとき,ダンプリストを出力するプログラム名を指定します。詳細については,「36.4 データ領域ダンプリスト出力情報の選択」を参照してください。

(6) CBLDATADUMPFILE

CBLDATADUMPサービスルーチンによるデータ領域ダンプの出力先を指定します。詳細は「36.3.2 データ領域ダンプリストの出力先」を参照してください。

(7) CBLEXCEPT

この環境変数にNOSIGNALを指定すると,-DebugInf,-DebugInf,Trace,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRangeのどれかを指定したプログラムの実行中に,例外が発生した場合,COBOLでの例外検出はしません。詳細は,「36.9 シグナル」を参照してください。

(8) CBLPRMCHKW

形式
CBLPRMCHKW={YES|NOCHK}
YES

テストデバッグ中のプログラム間整合性エラーを警告化します。

NOCHK

-DebugCompatiオプション指定時でもプログラム間整合性チェックはしません。

プログラム間の引数および返却項目に関するエラーがあることがわかっているが,異常終了させないでテストデバッグまたはプログラムを実行したいときに指定する環境変数です。

詳細は,「36.5.2 整合性チェックの警告エラー出力」を参照してください。

(9) CBLTDEXEC

プログラムの開始と同時に,次のテストデバッガの機能を連動させるときに指定します。この環境変数は,デバッグの対象となるプログラムを起動する前に指定しておく必要があります。

プログラムからの連動実行の詳細は,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 操作編」を参照してください。

形式
CBLTDEXEC={TL 引数|CV 引数|CN 引数}
TL引数

ラインモードによるテストデバッグを連動実行します。

CV引数

カバレージ採取を連動実行します。

CN引数

カウントを連動実行します。

注意事項

引数に空白やタブを含むファイル名やディレクトリ名は指定してはなりません。

(10) CBL_FLSRVDUMP

COBOL入出力サービスルーチンのデバッグ情報を出力するファイル名を指定します。詳細は,「13.5.2 インタフェース領域のダンプ出力」を参照してください。

(11) CBLTDDISPLAY

連動実行時,テストデバッガを表示するための端末の表示先を変更するときに指定します。詳細は,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 操作編」を参照してください。