18.1.2 使用できないコンパイラオプション
ここでは,Windows(x64) COBOL2002では使用できないコンパイラオプションについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 最終生成物の種類(プロジェクトの種類)のコンパイラオプション
最終生成物※の種類(開発マネージャでは,プロジェクトの種類)を設定するコンパイラオプションのうち,Windows(x64) COBOL2002では使用できないコンパイラオプションを次に示します。プロジェクトの種類については,「18.2.5 作成できるプログラムの相違」,「18.2.6 プロジェクト設定の相違」を参照してください。
- 注※
-
最終生成物とは,コンパイラが最終的に生成する実行可能ファイル,DLL,または標準ライブラリのことを示します。
コンパイラオプション |
説明 |
---|---|
-Dll,{Stdcall|Cdecl} |
DLL形式のオブジェクトファイルを出力する。DLL属性はstdcall,またはcdeclである。 |
(2) 製品連携のコンパイラオプション
他製品との連携を設定するコンパイラオプションのうち,Windows(x64) COBOL2002では使用できないコンパイラオプションを次に示します。
コンパイラオプション |
説明 |
---|---|
-IsamExtend〔,Zone〕 |
Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルを使用する。 |
-XMAP,LinePrint |
書式印刷機能を使用して,順編成ファイルをプリンタに出力する。 |
(3) リンクのコンパイラオプション
リンクを設定するコンパイラオプションのうち,Windows(x64) COBOL2002では使用できないコンパイラオプションを次に示します。
Windows(x64) COBOL2002では,呼び出し規約がfastcallに限定されます。ほかの呼び出し規約を指定することはできません。fastcall呼び出し規約については,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照してください。
コンパイラオプション |
説明 |
---|---|
-StdCall |
stdcall呼び出し指示ファイルを有効にする。 |
-StdCallFile .cbwファイル名 |
stdcall呼び出し指示ファイル名を指定する。 |