COBOL2002 操作ガイド


18.2.6 プロジェクト設定の相違

GUI 定義ファイルは一般ファイルとして扱われ,オプションの設定はできません。

〈この項の構成〉

(1) プロジェクトの相違

Windows(x64) COBOL2002とWindows(x86) COBOL2002では,プロジェクトの設定に相違があります。

最終生成物の種類を指定するダイアログボックスでダイナミックリンクライブラリを選択した場合は,DLLの属性を選択する[DLL呼び出し規約選択]ダイアログボックスは表示されません。Windows(x64) COBOL2002用の生成物を作成するプロジェクトになります。

プロジェクトの移行については,「18.2.7 ユーザ資産の移行」の「(2) プロジェクトの移行」を参照してください。

(2) Windows(x64) COBOL2002だけで使用できるコンパイラオプション

Windows(x64) COBOL2002だけで使用できるコンパイラオプションを次に示します。

表18‒9 Windows(x64) COBOL2002だけで使用できるコンパイラオプション

プロジェクト設定の分類

使用できるコンパイラオプション

相違

その他

-MaxDigits38

(数字項目,数字編集項目,および数字定数の最大けた数を38けたとする)

表示する。

-IntResult,DecFloat40

(中間結果を40けた10進浮動小数点形式で保持する)

(3) Windows(x64) COBOL2002では使用できないコンパイラオプション

Windows(x64) COBOL2002とWindows(x86) COBOL2002では,コンパイラオプションに相違があります。Windows(x64) COBOL2002では使用できないコンパイラオプションを次に示します。

コンパイラオプションの移行については,「18.2.7 ユーザ資産の移行」の「(4) コンパイラオプションの移行」を参照してください。

表18‒10 Windows(x64) COBOL2002で使用できないコンパイラオプション

プロジェクト設定の分類

使用できないコンパイラオプション

相違

製品連携

-IsamExtend

(Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルを使用する)

表示しない。

-IsamExtend,Zone

(Btrieve(Pervasive.SQL)による索引編成ファイルを使用する場合,レコードキーに外部10進項目が指定されたときに,外部10進属性として処理する)

-XMAP

(XMAP3を使用する)

-XMAP,LinePrint

(書式印刷機能を使用する)

リンク

-StdCall

(stdcall呼び出し指示ファイルを有効にする)

-StdCallFile

(stdcall呼び出し規約の指示ファイルを指定する)

移行

-CompatiM7

(MIOS7 COBOL85との互換機能を有効にする)