10.11.4 バックトレース
中断点およびプログラム終了に至るまでの実行経路を表示します。プログラムの実行後に蓄積されたバックトレース情報を基に,プログラムの実行経路を1文ずつ表示できます。表示方法は,現在の位置からさかのぼって表示していくことも,実際に実行した順に従って表示することもできます。バックトレース蓄積数の設定方法については,「10.18 テストデバッグのオプション設定」を参照してください。
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[編集/表示]メニューから[バックトレース]を選び,次の四つのサブメニューからどれかを選択する。
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進む
バックトレース位置を一つ先に進めます。
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戻る
バックトレース位置を一つ前に戻します。
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先頭
蓄積されているバックトレース情報の中で,最初にプログラム実行された文にバックトレース位置を表示します。
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終了
バックトレース位置の表示を終了します。
ソーステキストウィンドウに表示されるバックトレース位置は,カスタマイズダイアログボックスで設定した色で強調表示されます。カスタマイズダイアログボックスについては,「10.18 テストデバッグのオプション設定」を参照してください。
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- 注意事項
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バックトレース中にデータの参照をする場合,そのデータの内容は,プログラムの中断時点のデータです。バックトレースによって表示されている文が実行された時点のものではありません。
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バックトレース位置を含むソーステキストがソーステキストウィンドウに分割して表示されていた場合,下側のウィンドウに表示されるバックトレース位置だけがバックトレース位置を表す色で強調表示され,上側のウィンドウに表示されているバックトレース位置の表示は変わりません。
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次に表示される文が登録集原文中であり,かつ,登録集原文が非表示の場合の詳細については,「10.7.4 登録集原文の表示/非表示」を参照してください。
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バックトレースによって実行時要素が変更になった場合,その実行時要素が呼び出し一覧ウィンドウ上に表示されているときは,実行時要素の切り替えが行われます。呼び出し一覧ウィンドウ上に表示されていない実行時要素の場合,実行時要素の切り替えは行われません。したがって,その実行時要素のデータなどは正しく表示されません。
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バックトレース位置を含むソーステキストがソーステキストウィンドウに分割して表示されていた場合と同様に,スレッドが変更になったとき,呼び出し一覧ウィンドウ上に表示されているスレッドの場合,スレッドの切り替えが行われます。
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