10.12 実行時要素の切り替え
実行時要素の切り替えとは,中断したプログラムとは異なるプログラムを操作の対象にすることです。中断したプログラム以外のプログラムにあるデータ値を参照できます。実行時要素の切り替えは,マルチスレッドプログラム,オブジェクト指向機能のメソッド,または再帰的プログラムの呼び出しで,同一のプログラムが複数同時に実行されているとき,特定のデータの参照をするための機能です。
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呼び出し一覧ウィンドウから操作対象とする実行時要素を選ぶ。
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ポップアップメニューから[実行時要素の切り替え]を選ぶ。
選んだスレッドIDと実行時要素に”>”マークが表示されます。
また,常時データ表示ウィンドウに登録されているデータ名の値が,操作対象となったプログラムのデータ名の値に書き換わります。
実行時要素上をダブルクリックしても,操作対象にできます。
マルチスレッドプログラムの場合は,上の操作の前に,次の操作をします。
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呼び出し一覧ウィンドウでスレッドIDを選ぶ。
選択したスレッドに対応する呼び出し順序と位置が表示されます。
- 注意事項
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プログラムを続行すると切り替えは解除されます。
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[編集/表示]メニューから[現在位置の表示]を選んで現在中断中の文を表示した場合は,中断文のあるプログラムに戻ります。
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