10.18 テストデバッグのオプション設定
テストデバッグ操作のためのオプション設定をする方法について説明します。
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[ツール]メニューから[オプション]を選ぶ。
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[OK]ボタンを選ぶ。
設定した内容が有効になります。
- 注意事項
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テストデバッガを起動し,オプション設定したあとさらにテストデバッガを起動すると,前に起動されたテストデバッガによって設定されたオプションを反映して動作します。
オプション設定のダイアログボックスで設定できる内容について説明します。
- 〈この節の構成〉
(1) 実行環境
プログラムの実行環境を設定できます。
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「実行開始時に毎回設定する」
プログラムの実行開始のたびに,ユーザパラメタとカバレージ情報を取得するかどうかのダイアログボックスを表示するときに選択します。
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「次の属性で実行開始する」
プログラムの実行開始のたびに,次の設定した情報でプログラムの実行を開始します。
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カバレージ情報を取得する
カバレージ情報を蓄積するときは,チェックボックスをオンにします。
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ユーザパラメタ
テストデバッグ対象プログラムに渡すパラメタの値を設定します。
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- 注意事項
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次の場合,ユーザパラメタで指定した文字列は無視されます。
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テストデバッグ対象のプログラムが主プログラムシミュレーション指定(-SimMain)でコンパイルされているとき
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連動実行のとき
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(2) ソーステキスト
ソーステキストウィンドウの表示内容やアニメーションの設定ができます。
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登録集原文を表示する
ソーステキストウィンドウに登録集原文を表示したい場合は,チェックボックスをオンにします。
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行番号領域を表示する
ソーステキストウィンドウの行番号領域を表示したい場合は,チェックボックスをオンにします。
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アニメーションを設定する
アニメーションを設定したい場合は,チェックボックスをオンにします。
アニメーションを設定した場合は,プログラムの実行速度を設定することもできます。
アニメーションを設定してプログラムを実行すると,順次,実行された文を強調表示します。
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実行履歴を表示する
実行履歴を表示したい場合は,チェックボックスをオンにします。ただし,アニメーションの設定を解除した場合は,チェックボックスがオンになっていても,実行履歴の表示は行いません。
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バックトレースを設定する
バックトレースを設定したい場合は,チェックボックスをオンにします。
バックトレースを設定した場合は,実行経路を蓄積しておく最大数を設定することもできます。
蓄積数には1〜500の値が指定できます。初期値には99が設定されています。
- 注意事項
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バックトレース蓄積数を変更した場合,バックトレースのカウンタはクリアされ,ソーステキストウィンドウに現在表示されている強調表示は解除されます。
(3) モニタ
モニタウィンドウの表示内容をファイルに出力できます。
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モニタウィンドウの表示内容をファイルに出力する
モニタウィンドウに表示する内容をファイルに出力したい場合は,チェックボックスをオンにします。
このチェックボックスをオンにした場合は,ファイル名を指定しなければなりません。
- 注意事項
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SET LOGコマンドによって出力ファイル名が変更された場合も,オプション設定のダイアログボックスに反映されます。SET LOGコマンドについては,「12.4 TDコマンドの詳細」の「(21) SET LOG/RESET LOG(モニタウィンドウ表示内容のファイル出力の設定と解除)」の「(a) SET LOG(モニタウィンドウ表示内容のファイル出力の設定)」を参照してください。
(4) 指定規則
等価規則と利用者定義語の最大長を設定できます。指定した結果は,次の操作に反映されます。
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TDコマンド入力ウィンドウとTDコマンド格納ファイルから入力したTDコマンド
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データ表示ウィンドウと常時データ表示ウィンドウで入力するデータ名
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データ監視条件の設定ダイアログボックスで入力するデータ名
- 注意事項
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#OPTIONコマンドによって等価規則や利用者定義語の最大長が変更された場合も,オプション設定のダイアログボックスに反映されます。#OPTIONコマンドについては,「12.4 TDコマンドの詳細」の「(36) #OPTION(オプションの変更)」を参照してください。
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TDコマンドのオペランドに指定する利用者定義語の有効文字列長をCOBOL2002またはCOBOL85の言語仕様どちらかに合わせてチェックできます。利用者定義語の詳細については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」を参照してください。
TDコマンドのオペランドに指定する利用者定義語には,次のものがあります。
・プログラム名
・手続き名(段落名および節名)
・クラス名
・メソッド名
・データ名
・通信記述名
・ファイル名
・利用者定義関数名
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(5) データ表示
[データ値の表示]メニューを選択したとき,またはソーステキストウィンドウ上でデータ名をダブルクリックしたときのデータの表示形式を設定できます。
各データの種類(一般データ項目,オブジェクト参照データ項目,OLEオブジェクト参照データ項目)に対し,メニューを選択したとき,またはダブルクリックしたときのそれぞれに対応した表示形式を設定できます。
「表示形式を毎回設定する」を選択すると,メニューの「データ値の表示」選択時に表示形式を問い合わせるダイアログボックスが表示されます。「次の形式で表示する」を選択すると,メニューの「データ値の表示」選択時に表示形式を問い合わせるダイアログボックスは表示されないで,このオプション設定で設定した形式でデータが表示されます。