COBOL2002 操作ガイド


10.18 テストデバッグのオプション設定

テストデバッグ操作のためのオプション設定をする方法について説明します。

  1. [ツール]メニューから[オプション]を選ぶ。

    オプション設定のダイアログボックスが表示されます。設定したいタブを選択し,表示されるページに必要事項を指定します。

  2. [OK]ボタンを選ぶ。

    設定した内容が有効になります。

注意事項

テストデバッガを起動し,オプション設定したあとさらにテストデバッガを起動すると,前に起動されたテストデバッガによって設定されたオプションを反映して動作します。

オプション設定のダイアログボックスで設定できる内容について説明します。

〈この節の構成〉

(1) 実行環境

プログラムの実行環境を設定できます。

[図データ]

注意事項

次の場合,ユーザパラメタで指定した文字列は無視されます。

  • テストデバッグ対象のプログラムが主プログラムシミュレーション指定(-SimMain)でコンパイルされているとき

  • 連動実行のとき

(2) ソーステキスト

ソーステキストウィンドウの表示内容やアニメーションの設定ができます。

[図データ]

注意事項

バックトレース蓄積数を変更した場合,バックトレースのカウンタはクリアされ,ソーステキストウィンドウに現在表示されている強調表示は解除されます。

(3) モニタ

モニタウィンドウの表示内容をファイルに出力できます。

[図データ]

注意事項

SET LOGコマンドによって出力ファイル名が変更された場合も,オプション設定のダイアログボックスに反映されます。SET LOGコマンドについては,「12.4 TDコマンドの詳細」の「(21) SET LOG/RESET LOG(モニタウィンドウ表示内容のファイル出力の設定と解除)」の「(a) SET LOG(モニタウィンドウ表示内容のファイル出力の設定)」を参照してください。

(4) 指定規則

等価規則と利用者定義語の最大長を設定できます。指定した結果は,次の操作に反映されます。

注意事項
  • #OPTIONコマンドによって等価規則や利用者定義語の最大長が変更された場合も,オプション設定のダイアログボックスに反映されます。#OPTIONコマンドについては,「12.4 TDコマンドの詳細」の「(36) #OPTION(オプションの変更)」を参照してください。

  • TDコマンドのオペランドに指定する利用者定義語の有効文字列長をCOBOL2002またはCOBOL85の言語仕様どちらかに合わせてチェックできます。利用者定義語の詳細については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」を参照してください。

    TDコマンドのオペランドに指定する利用者定義語には,次のものがあります。

    ・プログラム名

    ・手続き名(段落名および節名)

    ・クラス名

    ・メソッド名

    ・データ名

    ・通信記述名

    ・ファイル名

    ・利用者定義関数名

(5) データ表示

[データ値の表示]メニューを選択したとき,またはソーステキストウィンドウ上でデータ名をダブルクリックしたときのデータの表示形式を設定できます。

各データの種類(一般データ項目,オブジェクト参照データ項目,OLEオブジェクト参照データ項目)に対し,メニューを選択したとき,またはダブルクリックしたときのそれぞれに対応した表示形式を設定できます。

「表示形式を毎回設定する」を選択すると,メニューの「データ値の表示」選択時に表示形式を問い合わせるダイアログボックスが表示されます。「次の形式で表示する」を選択すると,メニューの「データ値の表示」選択時に表示形式を問い合わせるダイアログボックスは表示されないで,このオプション設定で設定した形式でデータが表示されます。

[図データ]