9.2.4 プログラムの実行の追跡
プログラムの実行経過を追跡して,その経路を表示します。
- 〈この項の構成〉
(1) アニメーション表示
[ツール]メニューから[オプション]を選んで表示されるオプションダイアログボックスのソーステキストタブで「アニメーションを設定する」のチェックボックスをオンにすると,プログラムの実行中に,ソーステキストの画面で通過点を順次に表示できます。プログラムの実行速度を遅くすることもできます。アニメーションの詳細については「10.11.1 アニメーション」を参照してください。
アニメーションを指定しているときは,常時表示されたデータの値が,実行に伴い変更されます。
(2) バックトレース表示
[編集/表示]メニューから[バックトレース]を選んで表示されるサブメニューを選択して,中断点に至るプログラムの実行経路を蓄積し,プログラムの中断時にソーステキストの画面上で実行経路を順次表示できます。バックトレース表示については,「10.11.4 バックトレース」を参照してください。
(3) トレース表示
SET TRACEコマンド,またはRESET TRACEコマンドで,プログラムの実行を追跡して,通過点を表示します。同時に,ソース要素の引数のデータ名の値を表示することもできます。
SET TRACEコマンドおよびRESET TRACEコマンドについては「12.4 TDコマンドの詳細」の「(24) SET TRACE/RESET TRACE(トレース表示の開始と中止)」を参照してください。
(4) フロー情報の表示
SET FLOWコマンド,またはRESET FLOWコマンドでプログラムの実行経路を示す通過点の情報を追跡して,プログラムの中断時にまとめて表示します。プログラムの実行時エラーが発生したときにも,実行時エラー発生までのプログラムの実行経路を表示できます。
SET FLOWコマンドおよびRESET FLOWコマンドについては「12.4 TDコマンドの詳細」の「(20) SET FLOW/RESET FLOW (フロー情報の蓄積開始と終了)」を参照してください。