COBOL2002 操作ガイド


4.10.6 保存の設定

[保存]タブを選んで表示されるページを次に示します。ここでは,ファイルの保存方法について設定します。

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 保存タブの説明

(a) ファイルの設定

バックアップの作成

バックアップを作成したいとき指定します。バックアップは,ソースファイルのオープン時に,同じフォルダにあるバックアップファイル(同じファイル名に拡張子(.bak)を付けたファイル)に保存されます。すでにバックアップファイルがある場合は,そのファイルを上書きします。

自動保存

自動的に保存したいとき指定します。保存する場合は,保存間隔を指定できます。保存先は,同じフォルダにある,元のファイル名の拡張子の最後に「~」(チルダ)を付けたファイルです。元の拡張子が3文字の場合は,最後の文字を「~」(チルダ)にしたファイルに保存されます。

UNIX形式の改行コードで保存する

UNIX用のソースファイルで保存したいときに指定します。

この項目を指定した場合は,UNIXで一般的な改行コード(X'0A')が使用されます。指定しない場合は,MS-DOS,Windowsで一般的な改行コード(X'0D0A')が使用されます。

(b) エディタの設定

開いているファイルを記憶する

COBOLエディタの終了時に,開いているファイルの状態を記録しておきたいときに設定します。ファイルの状態を記録しておくと,次にCOBOLエディタを起動したときに,前回編集していたファイルが自動的に開かれます。

(c) VOS3 COBOL85の設定

80バイトを超える行を知らせる

ファイルプロパティダイアログボックスのシステム属性が「VOS3 COBOL85」の場合,COBOL用のソースファイルの保存時に,80バイトを超える行をエラーとして検出したいときに指定します。

この項目を指定した場合は,80バイトを超える行を含んだCOBOL用ソースファイルを保存しようとしたときに警告のダイアログボックスが表示され,保存するかしないかを指定できます。