COBOL2002 操作ガイド


4.9.3 キーワード補完

キーワード補完とは,途中まで入力されたCOBOLのキーワードに,自動的に残りを補ってキーワードを完成する機能です。このとき,入力したテキストだけでキーワードを特定できない場合は,複数の候補がリストに表示されます。また,何も入力しないでこの機能を使用すると,COBOLの予約語(ただし,アスタリスクなどの特殊文字や文脈依存語は含まない),COBOLサービスルーチン,ユーザキーワードのすべてのCOBOLのキーワードがリストに表示されます。

COBOLエディタには,次の2種類のキーワード補完機能があります。

キーワード補完

キーワード補完の操作方法を次に示します。

  1. COBOLのキーワードを途中まで入力する。

    カーソルの前後が空白のときは,何も入力されていないとみなされます。

  2. [Ctrl]+[E]キーを押す。

    [構文]メニューから[キーワード補完]を選ぶこともできます。

    複数の候補がある場合は,次のダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. 目的のキーワードを選ぶ。

    キーワードが完成されます。

ユーザキーワード補完

ユーザキーワード補完の操作方法を次に示します。

  1. ユーザキーワードを途中まで入力する。

    カーソルの前後が空白のときは,何も入力されていないとみなされます。

  2. [Ctrl]+[K]キーを押す。

    [構文]メニューから[ユーザキーワード補完]を選ぶこともできます。

    複数の候補がある場合は,次のダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. 目的のキーワードを選ぶ。

    キーワードが完成されます。

補足事項

COBOLのキーワードとは,COBOLの予約語,サービスルーチン,およびユーザが設定したキーワードのことです。これらのキーワードは,カスタマイズダイアログボックスの「予約語ファイル」タブを選んで表示されるページで設定できます。詳細は,「4.10.7 予約語の設定」を参照してください。