COBOL2002 操作ガイド


4.9.2 構文チェックの環境設定

構文をチェックするときのコンパイル環境や,構文チェック機能のウィンドウなどを設定します。

  1. [構文]メニューから[構文チェック オプション]を選ぶ。

    構文チェック オプションダイアログボックスが表示されます。

〈この項の構成〉

(1) 構文チェックに適用するコンパイラや環境変数を設定する

[図データ]

(a) コンパイラの設定

コンパイラ

構文チェック時に使用するCOBOL2002コンパイラを示します。

オプション

構文チェック時に仮定するコンパイラオプションを指定します。コンパイラオプションについては,「2.3 コンパイラオプション」を参照してください。

複数のコンパイラオプションを指定する場合は,空白文字で区切って指定してください。

なお,-Main,System,-Main,V3オプションを指定する場合は,いちばん最後に指定してください。

注意事項

コンパイラオプションの指定が誤っていた場合,正しく構文チェックできないことがあります。

(b) 環境変数の設定

CBLLIB

構文をチェックしたいソースファイルが参照する,登録集原文を検索するフォルダを指定します。複数のフォルダを指定する場合は,セミコロンで区切って指定してください。

「%CBLLIB%」を指定すると,システム環境変数に登録しておいたCBLLIBの値を引用できます。

CBLERRMAX

構文チェックを打ち切るSレベルエラーの数を指定します。指定できる値の範囲は0〜999,999です。

注意事項

構文チェック時には,次のように環境変数の値が仮定されます。各環境変数の詳細については,「2.4.3 コンパイラ環境変数の詳細」を参照してください。

  • CBLTAB

    カスタマイズダイアログボックスの[編集]タブを選んで表示されるページで設定されたタブ幅が仮定されます。

  • CBLFIX

    カスタマイズダイアログボックスの[ファイルの種類]タブを選んで表示されるページの「COBOLソース(固定形式正書法)」に登録された内容が仮定されます。

  • CBLFREE

    カスタマイズダイアログボックスの[ファイルの種類]タブを選んで表示されるページの「COBOLソース(自由形式正書法)」に登録された内容が仮定されます。

なお,上記以外の環境変数については,COBOLエディタを起動した時点での設定内容がコンパイラに渡されます。

(2) ソースファイルの保存やチェック結果のウィンドウを設定する

[図データ]

構文チェックするウィンドウを自動的に保存する

編集中のソースファイルを構文チェックするとき,自動的にソースファイルを保存したいとき指定します。なお,このチェックボックスをオフにしてからソースファイルを編集した場合,編集内容を保存してファイルの内容を更新しないと,構文チェックは実行できません。

構文チェック結果をウィンドウに合せて折り返す

構文チェックの結果を,ウィンドウ幅に合わせて行を折り返して表示したいときに指定します。