COBOL2002 操作ガイド


4.6.2 編集操作

文字列を編集する操作について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 移動

  1. 移動したい文字列を選び,[編集]メニューから[切り取り]を選ぶ。

  2. 移動先を選び,[編集]メニューから[貼り付け]を選ぶ。

    また,移動したい文字列を選び,移動先までドラッグしても移動できます。

(2) 複写

  1. 複写したい文字列を選び,[編集]メニューから[コピー]を選ぶ。

  2. 複写先を選び,[編集]メニューから[貼り付け]を選ぶ。

    また,複写したい文字列を選び,[Ctrl]キーを押したまま,複写先までドラッグしても複写できます。

(3) 削除

  1. 削除したい文字列を選び,[編集]メニューから[削除]を選ぶ。

    また,[Delete]キー,または[Back Space]キーを使って,文字列を次のように削除できます。

    表4‒10 [Delete]キー,または[Back Space]キーによる,文字列の削除

    キー操作

    機能

    [Back Space]キー

    カーソルの左1文字を削除

    [Delete]キー

    カーソルの右1文字を削除

    [Ctrl]+[Back Space]キー

    カーソルの左1語を削除

    [Ctrl]+[Delete]キー

    カーソルの右1語を削除

    文字列を指定して[Back Space]キー

    指定した文字列を削除

    文字列を指定して[Delete]キー

    指定した文字列を削除

(4) 元に戻す

  1. [編集]メニューから[元に戻す]を選ぶ。

    直前の編集操作を取り消し,その操作をする前の状態に戻ることができます。

(5) やり直し

  1. [編集]メニューから[やり直し]を選ぶ。

    [元に戻す]で取り消した操作を取り消すことができます。[元に戻す]の操作の直後にだけ有効です。

(6) 標識領域の指定

選択した標識領域にある文字を,指定した文字に置換します。

  1. 置換したい標識領域の文字列を選択状態にし,[ツール]メニューの[標識領域の指定]から[注記:*][注記:/][継続:−][デバッグ:D][空白: ]のどれかを選ぶ。

    標識領域の文字が,指定した文字に置換されます。標識領域にタブ文字,または全角空白文字がある場合,半角空白文字に変換されます。

    また,置換したい標識領域の文字列を選択状態にし,右クリックで表示されるポップアップメニューから[標識領域の指定]を選んでも標識領域を指定できます。

(7) 見出し領域の置換

選択した行の見出し領域を,指定した文字に置換します。

  1. 見出し領域を置換したい行を選択状態にし,[ツール]メニューから[見出し領域の置換]を選ぶ。

    見出し領域の文字が,指定した文字に置換されます。

    また,見出し領域を置換したい行を選択状態にし,右クリックで表示されるポップアップメニューから[見出し領域の置換]を選んでも見出し領域を置換できます。

なお,置換する文字列は,固定形式ソースダイアログボックスで指定します。詳細は,「4.10.8 COBOLソースの設定」を参照してください。

(8) 大文字に変換/小文字に変換

英文字を大文字,または小文字に変換します。

大文字に変換する場合

  1. 変換したい文字列を選び,[編集]メニューから[大文字に変換]を選ぶ。

    選択した文字列に含まれる英文字の部分が大文字に変換されます。

小文字に変換する場合

  1. 変換したい文字列を選び,[編集]メニューから[小文字に変換]を選ぶ。

    選択した文字列に含まれる英文字の部分が小文字に変換されます。

(9) インデント

複数の行を選択して,一括してインデントを設定できます。

インデントの設定方法を次に示します。

  1. インデントを設定したい行を選ぶ。

    複数の行を選択できます。

  2. [ツール]メニューから[選択行の右シフト],または[選択行の左シフト]を選ぶ。

    タブ幅分だけ行が左右に移動します。

また,[オプション]メニューの[カスタマイズ]を選ぶと表示されるカスタマイズダイアログボックスの[編集]タブを選び,「選択行に対するタブによるインデント」チェックボックスをオンにしておくと,次のキー操作でもインデントを設定できます。

表4‒11 [Tab]キーによるインデント設定

キー操作

機能

[Tab]キー

選択行の右シフト

[Shift]+[Tab]キー

選択行の左シフト

詳細は,「4.10.1 編集動作の設定」を参照してください。

補足事項

インデントは,各行の開始位置に半角空白文字が挿入,または削除されることで設定されます。なお,行の開始位置は,固定形式正書法の場合7カラム目,自由形式正書法の場合1カラム目です。

(10) ファイルの挿入

  1. [編集]メニューから[ファイルの挿入]を選ぶ。

    挿入するソースファイルを指定するダイアログボックスが表示されるので,ファイルを指定してください。

    指定したソースファイルのすべての内容が,カーソルの位置に挿入されます。

注意事項

特殊文字を含んだファイルは挿入できません。このようなファイルを挿入しようとした場合,エラーメッセージが表示されます。