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Hitachi IT System Configuration Manager リファレンス


csdmireserve(物理リソースの予約)

〈このページの構成〉

形式

csdmireserve {-i マスターイメージID|-n マスターイメージ名[.セクション]}

[-f リソース定義ファイルパス] [-s]

機能

リソース定義ファイル,またはマスターイメージに登録された設計書に定義した内容に従って,業務システムが使用するリソースの予約を行います。

リソース予約で決定したIPアドレスと仮想ホスト名を利用してhostsファイルを作成します。作成したhostsファイルは,csdmideployコマンドによるデプロイ処理で,仮想ホストへ配置されます。

このコマンドを実行可能な業務システムのstatusについては,「表1-5 業務システムのStatusと実行可能な運用コマンドの関係(1/2)」,および「表1-6 業務システムのStatusと実行可能な運用コマンドの関係(2/2)」を参照してください。

実行可能ユーザ

PaaS提供者,PaaS利用者が実行できます。

オプション

-i

マスターイメージIDを指定します。

マスターイメージID:<符号なし整数>1〜99999999の範囲

-n

マスターイメージ名を指定します。セクションを定義している場合には同時に指定してください。

マスターイメージ名:〜<英数字記号>1〜32文字

セクション:〜<英数字記号>1〜32文字

-f

リソース定義ファイルパスを指定します。

リソース定義ファイル:〜<パス名>

-fオプションで指定するリソース定義ファイルの内容は「2.4.5 リソース定義ファイル」を参照してください。

-s

hostsファイルを作成しない場合に指定します。

このオプションを指定した場合,デプロイ処理でhostsファイルの仮想ホストへの自動配置も行いません。

戻り値

意味

0

正常終了しました。

0以外

異常終了しました。

実行例

C:\Program Files\Hitachi\uCSD\mgr\bin>csdmireserve -n mi01 -s
KFUD14403-I リソース予約が完了しました。マスターイメージID=3

注意事項

相対パスでの指定について

ファイル名を相対パスで指定する場合,ファイルの絶対パス長が247文字以下となるよう指定してください。

一部の仮想ホストに対して,リソース解放を実行したあとにリソース予約を再実行した場合のhostsファイル作成については,最後に実行したcsdmireserveのオプションに従うものとします。

(例)
  • hostsファイルの作成,およびデプロイ処理で仮想ホストへ自動で配置するケース

(次の手順で実行した場合)

  1. csdmireserve -s指定あり 実行

  2. csdmirelease -pホストID 実行

  3. csdmireserve -s指定なし 実行

  • hostsファイルの作成を行わないケース

(次の手順で実行した場合)

  1. csdmireserve -s指定なし 実行

  2. csdmirelease -pホストID 実行

  3. csdmireserve -s指定あり 実行

転送するhostsファイルの内容については,「2.3.11 hosts_templateファイル」を参照してください。

リソース定義ファイル指定について

次の場合はリソース定義ファイル指定が必須となります。リソース定義ファイルを指定しない場合はエラーとなります。

  • 仮想ホストデプロイを行わないマスターイメージの場合

設計書を基に登録したマスターイメージについて
  • 設計書を基に登録したマスターイメージの場合は,リソース定義ファイルは指定できません。リソース定義ファイルを指定した場合はエラーとなります。

  • 設計書に記載されたリソース予約情報が,予約対象のホストの数よりも少ない場合は,KFUD24227-Eを出力してエラーとなります。