2.5 性能低下を回避するためにメンテナンスする
長期間にわたり運用を続けると、機器情報が蓄積されて、データベース容量を圧迫するだけではなく、データベースの検索や更新処理にも影響を及ぼし、システムの性能を低下させるおそれがあります。
次に示す項目はこのような性能低下を回避するためにCSVファイル出力などを使用して、情報の登録数を定期的に確認して不要な情報を削除することをお勧めします。
CSVファイル出力については、「10.1.1 CSV形式ファイルに出力できる項目」を参照してください。
なお、削除によるデータベースの断片化を解消するために、削除後にデータベースの再編成を行うこともお勧めします。
システム構成
CSVファイル出力であて先属性を出力して登録数を確認できます。
不要なホストはシステム構成情報のメンテナンスで削除できます。
システム構成情報のメンテナンスについては、「1.4.3 システム構成情報のメンテナンス」を参照してください。
また不要な削除履歴の削除の詳細については、「6.6.4 削除履歴の削除」を参照してください。
インストールパッケージ情報
CSVファイル出力でインストール済みパッケージ情報を出力して登録数を確認できます。
インストールパッケージ情報の削除の詳細は「7.5 インストールパッケージ情報の削除」を参照してください。
ジョブ
-
ジョブ定義
リモートインストールマネージャの[ジョブ定義]ウィンドウで登録数を確認できます。
またフォルダを作成することでジョブを管理しやすくなります。
詳細は、「9.3.2 保存したジョブおよびフォルダの管理」を参照してください。
-
ジョブの実行結果
CSVファイル出力でジョブ実行状況を出力して登録数を確認できます。
[ジョブ実行状況]ウィンドウからだけでなく、コマンドでもジョブの実行と削除ができます。
ジョブの削除については、「9.5.1 ジョブの削除」を参照してください。
なお、ジョブの実行結果の保存の設定で不要なジョブの実行結果を記録しないようにすることでディスク容量を削減できます。
設定方法については、マニュアル「JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド」の管理用サーバをセットアップする手順の説明を参照してください。
パッケージ
CSVファイル出力でパッケージ属性を出力して登録数を確認できます。
[パッケージ]ウィンドウだけでなく、コマンドでもパッケージ登録と削除ができます。
パッケージの削除については「7.4.4 キャビネットおよびパッケージの削除」を参照してください。