JP1/NETM/Network Monitor - Manager

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4.6 アップロード

監視装置および集中監視サーバへアップロードする情報は,以下の5種類です。

  1. 許可機器一覧
  2. 固定機器一覧
  3. 排除機器一覧(監視装置だけ)
  4. 環境設定
  5. スイッチ一覧

アップロード方法は,以下の4通りです。

方法1:
「ファイル」のメニューから「許可機器登録」,「固定機器登録」,「排除機器登録」,「スイッチ登録」,「環境設定登録」を選択
方法2:
ツールバーの「許可機器登録」,「固定機器登録」,「排除機器登録」,「スイッチ登録」,「環境設定登録」を選択
方法3:
ツリーの右クリックメニューの「許可機器登録」,「固定機器登録」,「排除機器登録」,「スイッチ登録」,「環境設定登録」を選択
方法4:
リストの右クリックメニューの「許可機器登録」,「固定機器登録」,「排除機器登録」,「スイッチ登録」,「環境設定登録」を選択

「許可機器登録」,「固定機器登録」,「排除機器登録」の項目は,動作モードにしたがい,表示されます。動作モードが通常モード(デフォルト)では,「許可機器登録」,「固定機器登録」が表示され,「排除機器登録」は淡色で表示されて指定ができない状態となっています。また,「許可機器登録」,「固定機器登録」,「排除機器登録」は,登録に失敗した場合,リトライできます。リトライの設定については,「4.7 オプション」の「通信」タブを参照してください。

「スイッチ登録」は,「オプション」の「データ」タブの取得データ「スイッチ」にチェックをつけた時に,表示されます。デフォルトでは表示されません。

アップロードするファイルは,監視するネットワークごとのファイルを基本としますが,ファイルが存在しなければ,以下に示す優先順位でファイルを確定します。なお,機器一覧の管理単位の指定が行われている場合,優先順は無視され,機器一覧の管理単位に従います(「オプション」メニューのデータタブを参照)。

ただし,登録画面で,「すべて同じ設定にする」を設定した場合には,上記優先順位でなく,サブグループ指定の一括登録の場合上記の2,グループ指定の一括登録の場合,上記の3.,全体指定の一括登録の場合,上記4.のファイルが登録されます。

また,各ファイルのフォーマットはマニュアル「JP1/NETM/Network Monitor」の「6.18 アップロード」または本マニュアルの「14.15 アップロード」を参照してください。

ツリーの右クリックメニューから「許可機器登録」および「環境設定登録」する手順を以下に示します。

<「許可機器登録」操作手順>

手順1
対象となる許可機器を登録する方法は,ツリーのルートを指定してすべての監視ネットワークに登録する,本社などのグループを指定して,グループ全体に登録する,A事業所などのサブグループを指定して,サブグループ全体に登録する,総務部などの監視ネットワークを一つだけ指定して登録する,の四つの方法があります。
登録する対象を選択し,右ボタンをクリックして「許可機器登録」を実行します。
[図データ]
手順2
サブグループ名を指定して「許可機器登録」を実行した場合,許可機器の登録を確認するメッセージが表示されます。
登録を実行する場合には,「はい」をクリックしてください。
登録を実行しない場合には,「いいえ」をクリックしてください。
[図データ]
ここで,「すべて同じ設定にする」をチェックしないと,優先順位にしたがって,ファイルが登録されます。
また,「すべて同じ設定にする」をチェックすると,
 
[データディレクトリ]\グループ名\サブグループ名\permit.csv
 
が,該当サブグループ内のすべての監視ネットワークに登録されます。
グループを指定して,「すべて同じ設定にする」をチェックすると,
 
[データディレクトリ]\グループ名\permit.csv
 
が,該当グループ内のすべての監視ネットワークに登録されます。
ツリーのルートを指定して全監視ネットワークに一括登録する場合には,
 
[データディレクトリ]\permit.csv
 
がすべての監視装置に登録されます。
ネットワーク名を指定して「許可機器登録」を実行した場合,登録メッセージに「表示」ボタンが表示されます。
表示ボタンをクリックすると,登録するファイルが表示されます。
表示するアプリケーションは,「オプション」で設定できます。許可機器一覧は,デフォルトはメモ帳で表示され,設定によりMicrosoft(R) Excelでの表示も可能です。
登録を実行する場合には,「はい」をクリックしてください。
登録を実行しない場合には,「いいえ」をクリックしてください。
[図データ]
「ダウンロードファイルをコピー」をチェックすると,「表示」ボタンがクリックされた時に,最新のダウンロードファイルを,監視ネットワークのファイル
許可機器一覧:
[データディレクトリ]\グループ名\サブグループ名\ネットワーク名\permit.csv
固定機器一覧:
[データディレクトリ]\グループ名\サブグループ名\ネットワーク名\fixed.csv
排除機器一覧:
[データディレクトリ]\グループ名\サブグループ名\ネットワーク名\blocked.csv
環境設定:
[データディレクトリ]\グループ名\サブグループ名\ネットワーク名\nxnmd.conf
スイッチ情報:
[データディレクトリ]\グループ名\サブグループ名\ネットワーク名\swlist.csv
にコピーして開きます。
手順3 アップロードを実行します。
[図データ]
実行中に「キャンセル」ボタンをクリックした場合,アップロードを中止します。
手順4 アップロードの結果を確認します。
  • アップロードに成功した場合の表示(下記例では,経理部)
  • アップロードに失敗した場合の表示(下記例では,総務部)

    [図データ]

アップロードに失敗した場合,メッセージをダブルクリックすると詳細情報が表示されます。
エラーの詳細は,「7. メッセージ」を参照してください。
[図データ]
<注意事項>
連携機能にて許可機器一覧の更新を行う場合には,許可機器一覧のアップロードはできません。下記画面が表示されます。なお,連携にて許可機器一覧の更新を行う場合には,固定機器一覧にルータ・プリンタ等の機器を登録してください。
[図データ]
 
オプション情報の「機器一覧」タブから連携を設定した場合,その画面の「手動による更新要求」と同じ動作となります。
また,動作モードが「簡易」の場合には,同様に,連携機能にて排除機器一覧をアップロードすることはできません。
WebConsole機能を使用する場合,許可機器一覧,固定機器一覧はWebConsoleの画面から登録を行う必要があります。

<「環境設定登録」操作手順>

手順1
対象となるネットワークに環境設定を登録する方法も,全体,グループ,サブグループ,ネットワークを指定して登録する四つの方法があります。登録する対象を選択し,右ボタンをクリックして「環境設定登録」を実行します。
[図データ]
手順2
全体,またはグループ名,サブグループ名を指定して「環境設定登録」を実行した場合,環境設定の登録を確認するメッセージが表示されます。
集中監視機能の場合には,環境設定はネットワーク単位のため,ネットワークを指定した以外の時には,最初に見つかったネットワークにだけ登録を行います。
登録を実行する場合には,「はい」をクリックしてください。
登録を実行しない場合には,「いいえ」をクリックしてください。
設定内容を確認・変更する場合には,「表示」をクリックしてください。
[図データ]
「ファイルから開く」をチェックしないと設定画面が表示されます。設定画面の詳細は,「4.6.1 監視装置への環境設定」,「4.6.2 集中監視サーバへの環境設定」を参照してください。チェックするとテキストファイルで内容が表示されます。表示されるファイルは,
全体の場合
[データディレクトリ]\nxnmd.conf(全体で共通の環境設定)
グループ指定の場合,
[データディレクトリ]\グループ名\nxnmd.conf(グループで共通の環境設定)
サブグループ指定の場合,
[データディレクトリ]\グループ名\サブグループ名\nxnmd.conf(サブグループで共通の環境設定)
 
になります。
登録時は,「すべて同じ設定にする」をチェックしない場合には,優先順位に従い登録されます。
チェックした場合には,全体の場合
[データディレクトリ]\nxnmd.conf(全体で共通の環境設定)
グループ指定の場合,
[データディレクトリ]\グループ名\nxnmd.conf(グループで共通の環境設定)
サブグループ指定の場合,
[データディレクトリ]\グループ名\サブグループ名\nxnmd.conf(サブグループで共通の環境設定)
 
が登録されます。
監視ネットワークを単体で指定して「環境設定登録」を実行した場合も,環境設定の登録を確認するメッセージが表示されます。
登録を実行する場合には,「はい」をクリックしてください。
登録を実行しない場合には,「いいえ」をクリックしてください。
設定内容を確認する場合には,「表示」をクリックしてください。
「ファイルから開く」をチェックしない場合には,設定画面が表示されます。設定画面の詳細は「※1 環境設定画面について」を参照してください。チェックするとテキストファイルで内容が表示されます。
「ダウンロードファイルをコピー」にチェックをすると,最後にダウンロードされた環境設定ファイルを表示します。
[図データ]
手順3 アップロードを実行します。
[図データ]
実行中に「キャンセル」ボタンをクリックした場合,アップロードを中止します。
手順4 アップロードの結果を確認します。
  • アップロードに成功した場合の表示(下記例では,経理部)
  • アップロードに失敗した場合の表示(下記例では,総務部)

    [図データ]

<「スイッチ登録」操作手順>
「スイッチ登録」メニューは,「オプション」の「データ」タブの取得データの「スイッチ」にチェックをつけたときに表示されます。
監視装置では,環境設定画面で「不正機器特定情報」にコミュニティ名を設定すると,監視対象の監視ネットワークに接続されているスイッチを自動的に検出します。ただし,JP1/NETM/Network Monitorが自動で検出できるスイッチは,監視対象ネットワーク内のIPアドレスを持ち(接続機器一覧の表示されている),「環境設定」画面の「不正機器特定情報」の「コミュニティ名」でMIB情報を収集できるスイッチです。なお,集中監視装置では,スイッチを自動検出しないので,必要に応じてスイッチの登録を行ってください。
手順1
対象となるネットワークにスイッチ情報を登録する方法も,個別のネットワークを指定して登録します。登録する対象を選択し,右ボタンをクリックして「スイッチ登録」を実行します。
[図データ]
手順2
監視ネットワークを指定して「スイッチ登録」を実行した場合,スイッチの登録を確認するメッセージが表示されます。
登録を実行する場合には,「はい」をクリックしてください。
登録を実行しない場合には,「いいえ」をクリックしてください。
設定内容を確認・変更する場合には,「表示」をクリックしてください。
[図データ]
「ダウンロードファイルをコピー」にチェックをすると,最後にダウンロードされたスイッチ一覧ファイルを表示します。
「表示」をクリックするとメモ帳で画面が表示されます。
[図データ]
詳細は,下記マニュアルを参照してください。
「JP1/NETM/Network Monitor」
「6.18 アップロード」のスイッチ一覧
「JP1/NETM/Network Monitor - Manager」
14.15 アップロード」のスイッチ一覧
手順3 アップロードを実行します。
[図データ]
実行中に「キャンセル」ボタンをクリックした場合,アップロードを中止します。
手順4 アップロードの結果を確認します。
  • アップロードに成功した場合の表示(下記例では,博多支社)

    [図データ]

  • アップロードに失敗した場合の表示(下記例では,経理部)

    [図データ]

<この節の構成>
4.6.1 監視装置への環境設定
4.6.2 集中監視サーバへの環境設定