アップロード

各種ファイルのアップロードを行います。「参照」ボタンで，アップロードしたいファイル名を指定して，「アップロード」ボタンをクリックすると，以下のファイルのアップロードが行われます。

「許可機器一覧」
ネットワークへの接続を許可する機器の一覧です。許可機器とは，固定機器以外のクライアントPCなどのことです。拡張子がcsvのファイル以外は，アップロードは拒否されます。
登録可能な機器は，許可機器と固定機器合わせて，262140台までです（262140=65535×4）。なお，「6.16　環境設定」の「許可機器の編集」が「不可」に設定されている場合，許可機器一覧のアップロードはエラーになり許可機器の登録は行えません。
「固定機器一覧」
ネットワークへの接続を許可する機器の一覧です。固定機器とは，ルータ，プリンタ，サーバ等の機器のことです。拡張子がcsvのファイル以外は，アップロードは拒否されます。
登録可能な機器は，許可機器と固定機器合わせて，262140台までです（262140=65535×4）。
なお，固定機器一覧の登録は，必須ではありません。固定機器一覧を作成せず，固定機器と許可機器を一つのファイルにまとめて，許可機器一覧として登録しても問題ありません。
「排除機器一覧」
ネットワークへの接続を拒否する機器の一覧です。
拡張子がcsvのファイル以外は，アップロードは拒否されます。登録可能な機器は，262140台までです（262140=65535×4）。「6.20　簡易モード」を参照してください。
「スイッチ一覧」
スイッチ情報定義ファイルです。
「スイッチ一覧」は環境設定画面で，「不正機器特定情報」にコミュニティ名を設定しているときに表示されます。
「環境設定」
環境設定ファイルです。
拡張子が confのファイル以外は，アップロードは拒否されます。

図6-27　アップロード画面

（注）: 空の許可機器一覧および固定機器一覧がアップロード（許可機器・固定機器の合計の件数が0）された場合，すべての機器が排除され，通信できなくなることを防止するために，監視装置では排除処理を行いません。この時，監視装置は有効な許可機器，固定機器一覧が登録されるまで，定期的にこの旨のメッセージをログに出力します。; 「ファイル名のチェックを行う。」にチェックをつけてアップロードすると，監視処理側で，ファイル名を記憶します。; 次回，アップロード画面を開いたときには，ファイル名が表示され，デフォルトでチェックボックスがチェックされています。; 前回アップロードしたときと異なるファイル名のファイルを入力すると，アップロード時にエラーが表示されます。

アップロードするファイルのフォーマットは，以下のとおりです。

許可機器一覧
固定機器一覧
排除機器一覧（「6.20　簡易モード」を参照してください。）

フォーマット（CSV形式）

MACアドレス,IPアドレス1,IPアドレス2,停止期間監視,有効期限,コメント

MACアドレスはの区切り文字は ':' または '-' です。
IPアドレスは，ドット形式です。
IPアドレスを指定する場合は，IPアドレス1に指定し，IPアドレス2は空欄にします。
IPアドレスの範囲を指定する場合には，IPアドレス1に開始アドレス，IPアドレス2に終了アドレスを指定します。
環境設定で指定した期間起動されなかった機器が起動された時に，ネットワークから切り離す場合には，停止期間監視に 'Y' を指定します。切り離しを行わない場合には，空欄とします。簡易モード（排除機器一覧）の場合には，停止期間監視は空欄としてください（指定しても無視されます）。
有効期限は，日単位で指定します。指定した日の次の日の0時0分0秒以降に，ネットワークから排除されます。指定フォーマットは，"年.月.日"（例：2004.04.30）です。無期限の場合には，空欄としてください。簡易モード（排除機器一覧）の場合には，有効期限は空欄としてください（指定しても無視されます）。
コメントは32バイト以内，半角英数，'_'，または日本語が指定できます。
行の先頭に "#" があればその行は無視します。
アップロードするファイルはMicrosoft(R) Windows(R)の搭載されたPCで作成したものを前提としています（文字コードはShift-JIS，改行コードはCRLF）。
MACベンダを指定して許可する場合には，MACアドレスの上位3バイトにベンダIDを指定し，下位3バイトには0を設定します。
有効期限を設定する場合には，許可機器一覧に同じMACアドレスが複数登録されていないことを確認してください。1つのMACアドレスを複数許可機器一覧に登録している場合，そのうち1つでも有効期限が切れると，たとえIPアドレスが異なっていても有効期限が切れたMACアドレスの機器が通信遮断されることがあります。

例

# MAC, IP1, IP2, UNUSED, TERM, COMMENT
#
00:80:c8:84:51:01,192.168.0.1,,,,MACとIPで指定
00:80:c8:84:51:02,192.168.0.2,,Y,,停止期間監視を指定
00:80:c8:84:51:03,192.168.0.10,192.168.0.20,,,MACとIPの範囲で指定
00:80:c8:84:51:04,,,,2004.04.30,MACのみと有効期限の指定
,192.168.0.5,,,,IPのみで指定
00:80:c8:00:00:00,,,,,MACベンダ指定

スイッチ一覧

フォーマット（CSV形式）

IPアドレス,コミュニティ名1,コミュニティ名2,種別,予備1(空白),予備2(空白),コメント

IPアドレスはドット形式です。スイッチのMIB情報を収集するためのIPアドレスです。
コミュニティ名1はMIBを取得するためのコミュニティ名です。
コミュニティ名2は将来拡張用です。指定しないでください。
種別は，将来拡張用です。指定しないでください。
予備1，予備2は将来拡張用です。空白としてください。
コメントは32バイトまで指定できます。

詳細は「6.14(1)　スイッチ情報の登録」を参照してください。

例

# IP addr,name1,name2,flag, , ,Comment
192.168.102.1,public@102,,,,,L3_SW(ルータ)
192.168.102.100,public,,,,,リピータHUB
192.168.102.254,public,,,,,_

環境設定
フォーマット（テキストファイル）

omit          ：排除モード（YまたはN）
trap_ver      ：SNMP TRAPバージョン（1または2）
trap_addr     ：SNMPトラップ送信先IPアドレス
community     ：SNMPコミュニティ名（32バイト）
trap_level    ：SNMPトラップレベル（W,O,I：W=警告,O=操作, I=情報）
max_ent_cnt   ：最大接続機器台数（256 - 8192）
ptrl_interval ：監視間隔（60 - 3000，または，0）
ptrl_addr1    ：監視開始IPアドレス
ptrl_addr2    ：監視終了IPアドレス
netout        ：監視対象ネットワーク外は無視する（YまたはN）
unused_period ：許容停止期間（1 - 8760，または，0）
det_community ：不正機器の位置を特定する時に，MIB収集のための
                SNMPコミュニティ名（32バイト）
k_keneki      ：検疫支援モード（YまたはN）
notice_ipaddr ：許可機器起動の通知先IPアドレス
notice_portno ：許可機器起動の通知先ポート番号（0 - 65535）
keep_manu_ope ：手動操作(許可／拒否)保持フラグ（YまたはN）
termout_manu_ope  ：無効状態機器の手動操作フラグ（YまたはN）
startup_force_omit：許可機器起動時の強制排除フラグ（YまたはN）
easy_mode     ：動作モード（YまたはN）（N:通常, Y:簡易）
detect_mode   ：検出モード（YまたはN）
event_ipaddr  ：独自トラップ送信先IPアドレス
event_portno  ：独自トラップ送信先ポート番号（0 - 65535）
pc_name       ：コンピュータ名の収集フラグ（YまたはN）
mac_vender    ：MACアドレスのベンダ指定可否フラグ（YまたはN）
omit_level    ：排除レベル (H(高), M(中), L(低))
max_log_case  ：最大ログ件数(4096 - 65536)
keep_refusal  ：許可機器登録時，接続を許可する(YまたはN)
isolate_netout：対象外IPアドレスの機器を排除する(YまたはN)
ipdup_log     ：IPアドレス重複を検出する(YまたはN)
name_change_log　：コンピュータ名変更を検出
ipdup_exclusion1 ：重複検出除外IPアドレス1(0.0.0.0なら除外IPアドレスなし)
ipdup_exclusion2 ：重複検出除外IPアドレス2(0.0.0.0なら除外IPアドレスなし)
ipdup_exclusion3 ：重複検出除外IPアドレス3(0.0.0.0なら除外IPアドレスなし)
ipdup_exclusion4 ：重複検出除外IPアドレス4(0.0.0.0なら除外IPアドレスなし)
ipdup_exclusion5 ：重複検出除外IPアドレス5(0.0.0.0なら除外IPアドレスなし)
device_save_limit：接続機器保持期間(日) (1 - 365，または，0)
quarantine_permit：登録機器のみ検疫可否フラグ(YまたはN)
permlist_ok      ：許可機器の編集可否フラグ(YまたはN)

設定内容は「6.16　環境設定」を参照してください。
各項目の設定がない場合，設定に誤りがある場合には，デフォルト値として動作します。
デフォルト値は，「6.16　環境設定」を参照してください。

例

omit               : Y
trap_ver           : 1
trap_addr          : 158.212.102.46
community          : public
trap_level         : W
max_ent_cnt        : 4096
ptrl_interval      : 200
ptrl_addr1         : 192.168.0.1
ptrl_addr2         : 192.168.0.99
netout             : Y
unused_period      : 0
det_community      : public
k_keneki           : N
notice_ipaddr      : 0.0.0.0
notice_portno      : 0
keep_manu_ope      : N
termout_manu_ope   : N
startup_force_omit : N
easy_mode          : N
detect_mode        : Y
event_ipaddr       : 192.168.0.5
event_portno       : 20001
pc_name            : Y
mac_vender         : N
omit_level         : M
max_log_case       : 4096
ipdup_log          : Y
keep_refusal       : N
isolate_netout     : N
name_change_log    : Y
ipdup_exclusion1   : 0.0.0.0
ipdup_exclusion2   : 0.0.0.0
ipdup_exclusion3   : 0.0.0.0
ipdup_exclusion4   : 0.0.0.0
ipdup_exclusion5   : 0.0.0.0
device_save_limit  : 90
quarantine_permit  : Y
permlist_ok        : Y

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