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JP1 Version 10 JP1/Data Highway - Server 構築・運用ガイド


9.3.7 selfsigned.bat(自己署名サーバ証明書の作成)

〈この項の構成〉

(1) 機能

テスト・評価などの用途でJP1/DH - Serverをすぐに使用する場合に利用する,自己署名サーバ証明書の作成を行います。

(2) 実行者

ビルトインAdministratorユーザまたはAdministrators権限を持つ管理者ユーザが,コマンドプロンプトから実行します。

注※

コマンドは直接実行せず,コマンドプロンプトから実行してください。

(3) 形式

selfsigned.bat
  -in CSRファイル
  -out 証明書ファイル
  [-sign {MD5|SHA1|SHA224|SHA256|SHA384|SHA512}]
  -signkey 鍵ファイル
  -days 有効期間日数

(4) 引数

-in CSRファイル

9.3.6 selfsignedcertreq.bat(CSR(証明書発行要求)の作成)」で作成した証明書要求ファイルを指定します。

-out 証明書ファイル

作成する自己署名証明書ファイルのファイル名を指定します。

-sign {MD5|SHA1|SHA224|SHA256|SHA384|SHA512}

署名アルゴリズムを指定します。指定できるアルゴリズムを次に示します。

MD5,SHA1,SHA224,SHA256,SHA384,SHA512

指定を省略した場合は「SHA1」を使用します。

-signkey 鍵ファイル

9.3.5 selfsignedkeygen.bat(秘密鍵の作成)」で作成した秘密鍵を指定します。

-days 有効期間日数

作成する証明書の有効期間を,日付単位で指定します。なお,有効期限開始日時は,コマンド実行日時が自動的に設定され,変更することはできません。

(5) 実行結果

自己署名サーバ証明書が,次のフォルダ内に作成されます。

<インストールフォルダ>\bin\

(6) 注意事項

コマンドは直接実行せず,コマンドプロンプトから実行してください。

OSのUAC(User Account Control)を有効にしている場合は,次に示すどれかの方法でコマンドを実行してください。

同一マシン上での複数同時実行はサポートしていません。