JP1/Power Monitor

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5.2.9 マネージャーホストでの設定をする

マネージャーホストで,エージェントホストを設定します。ここでは,エージェントホストの設定,追加の方法を説明します。また,いったん設定したエージェントホストの情報を変更,削除する手順についても説明します。

一つの物理ホストで,マネージャーホストとエージェントホストの両方の設定はできません。

<この項の構成>
(1) エージェントホストを設定・追加する
(2) エージェントホストの情報を変更する場合
(3) エージェントホストを削除する場合

(1) エージェントホストを設定・追加する

エージェントホストを設定・追加する手順を次に示します。

  1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[電源制御装置の設定]を選択する。
    [電源制御装置の設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [他ホスト電源制御コマンド]に,エージェントホストの電源を制御するコマンドを設定する。
    SVPボード,APC社製Smart-UPS以外の電源制御装置を使って,エージェントホストの電源をオン・オフする場合に,JP1/Power Monitorで電源制御装置を制御するコマンドを設定する必要があります。
    エージェントホストの電源を制御するコマンドは,エージェントホストに接続されている電源制御装置の種類ごとに設定してください。
    また,JP1/ServerConductor/Blade Server Managerとの仮想化サーバ管理を含む連携機能を使用する場合は,「5.2.3(2)(b) JP1/Power Monitorマネージャーホストの設定」で作成したJP1/Power Monitor用の連携コマンドを設定してください。
    その他の設定内容については,「12.2.1 [電源制御装置の設定]ダイアログボックス」を参照してください。
  3. エージェントホストのIPアドレスがマネージャーホストで認識されているか確認する。
    pingコマンドなどで,エージェントホストのIPアドレスが認識されているかどうか確認してください。アドレス解決できない場合,Windowsのhostsファイルを開き,エージェントホストのホスト名およびIPアドレスを登録してください。
  4. Windowsの[スタート]メニューから[設定]−[コントロールパネル]−[サービス]を選択する。
    [サービス]ダイアログボックスが表示されます。
  5. JP1/PW Manager Serviceサービスを起動する。
  6. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[リモート電源マネージャー]を選択する。
    [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウが表示されます。ただし,[マネージャーの設定]ダイアログボックスでマネージャーホストが設定されている場合,[マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウは,表示されません。この場合,[マネージャーの設定]ダイアログボックスでマネージャーホストの指定を解除してから,[マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウを起動してください。
  7. 次のどちらかの方法で,[エージェントホストの設定]ダイアログボックスを表示する。
    • [ホスト]−[エージェントホストの追加]を選択する。
    • [図データ]ボタンをクリックする。
  8. [ホスト名],[電源制御装置],[電源制御装置のアクセス方法]などについて設定する。
    設定項目については,「12.4.3 [エージェントホストの設定]ダイアログボックス」を参照してください。
    ホスト名には,そのホストで動作しているJP1/Baseのイベントサーバ名を設定してください。デフォルトのイベントサーバ設定の場合は,ホスト名には,そのホストで動作しているJP1/Baseのイベントサーバ名を設定してください。デフォルトのイベントサーバ設定の場合は,デフォルトのイベントサーバ名を設定します。また,FQDN形式のイベントサーバ設定の場合はFQDN名を設定します。ホスト名とイベントサーバ名が一致していなければ正しく運用できませんので,同じ名前で登録されているか確認してください。JP1/Baseのイベントサーバ名の設定は,大文字と小文字が区別されます。例えば,「ABC」と「Abc」は,別のホストとみなされます。JP1/Baseのイベントサーバ名については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
    また,JP1/ServerConductor/Blade Server Managerとの仮想化サーバ管理を含む連携機能を使用する場合は次のように設定してください。
    VMゲスト以外のホストを登録する場合
    [種別]
    2.で登録した制御装置種別を選択します。
    [パスワード]
    設定は不要です。
    [電源制御装置のアクセス方法]
    「LAN」を選択します。
    [IPアドレス]
    電源を制御したいエージェントホストのIPアドレスを設定します。
    [機器番号]
    設定は不要です。
    [コミュニティ名]
    設定は不要です。
    VMゲストを登録する場合
    [種別]
    2.で登録した制御装置種別を選択します。
    [パスワード]
    設定は不要です。
    [電源制御装置のアクセス方法]
    「LAN」を選択します。
    [IPアドレス]
    電源を制御したいVMゲスト(エージェントホスト)のIPアドレスを設定します。
    [機器番号]
    設定は不要です。
    [コミュニティ名]
    電源を制御したいVMゲストの識別名を設定してください。
    注意事項
    VMゲストを登録する場合のホスト名には,VMゲストで動作しているJP1/BaseのデフォルトのJP1/Baseイベントサーバ名(hostnameコマンドで返されるホスト名)を設定してください。
  9. [OK]ボタンをクリックする。
    [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウの表示領域に,設定したエージェントホストが追加されます。

(2) エージェントホストの情報を変更する場合

いったん設定したエージェントホストの情報を変更する場合の手順を次に示します。

  1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[リモート電源マネージャー]を選択する。
    [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウが表示されます。ただし,[マネージャーの設定]ダイアログボックスが表示されている場合またはマネージャーホストが設定されている場合,[マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウは,表示されません。
  2. 表示領域に表示されているエージェントホストを選択する。
  3. [ホスト]−[エージェントホストの定義変更]を選択する。
    [エージェントホストの設定]ダイアログボックスに,選択したエージェントホストの情報が表示されます。
  4. 入力項目を変更し,[OK]ボタンをクリックする。

(3) エージェントホストを削除する場合

いったん設定したエージェントホストの情報を削除する場合の手順を次に示します。エージェントホストを削除すると,そのエージェントホストは,マネージャーホストの管理対象外になります。エージェントホストを削除する手順を次に示します。

  1. Windowsの[スタート]メニューから,[プログラム]−[JP1_Power Monitor]−[リモート電源マネージャー]を選択する。
    [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウが表示されます。ただし,[マネージャーの設定]ダイアログボックスが表示されている場合またはマネージャーホストが設定されている場合,[マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウは,表示されません。
  2. 表示領域に表示されているエージェントホストを選択する。
  3. [ホスト]−[エージェントホストの削除]を選択する。
    [マネージャー−リモート電源連携]ウィンドウの表示領域から,選択したエージェントホストが削除されます。