JP1/Power Monitor

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5.2.2 前提ハードウェアとソフトウェアを確認する

JP1/Power Monitorを使って他ホストを起動・終了するために必要なハードウェアとソフトウェアを確認してください。

<この項の構成>
(1) 前提ソフトウェアを確認する
(2) 電源制御装置を確認する

(1) 前提ソフトウェアを確認する

前提ソフトウェアとして,マネージャーホストとエージェントホストそれぞれに,JP1/Power MonitorおよびJP1/Baseが必要です。

ほかのプログラムと連携するために必要なソフトウェアを次の表に示します。

表5-3 ほかのプログラムと連携するために必要なソフトウェア

連携するプログラム ソフトウェアを
インストールするホスト
必要なソフトウェア
JP1/AJS3 マネージャーホスト(JP1/AJS3の電源制御ジョブを実行するホスト)
  • JP1/Base
  • JP1/Power Monitor
  • JP1/AJS3 - Manager
    またはJP1/AJS3 - Agent
エージェントホスト
  • JP1/Base
  • JP1/Power Monitor
それ以外のホスト(JP1/AJS3マネージャーホスト)
  • JP1/Base
  • JP1/AJS3 - Manager
それ以外のホスト(JP1/AJS3 - Viewホスト)
  • JP1/AJS3 - View
注※
ホストに組み込まれている連携プログラムを制御するホストです。ソフトウェアによっては,マネージャーホストと同じホストでもかまいません。

JP1/AJS3 - ManagerをJP1/Power Monitorのエージェントホストにインストールした場合,JP1/Power Monitorのエージェントホストの電源をオフにすると,そのJP1/AJS3 - Managerを使ったJP1/AJS3の運用ができなくなります。JP1/AJS3 - Managerは,JP1/Power Monitorのマネージャーホストで運用することをお勧めします。

(2) 電源制御装置を確認する

エージェントホストの電源を自動的にオン・オフするためには,電源を制御する電源制御装置をエージェントホストに接続する必要があります。エージェントホストのハードウェアの構成によって,マネージャーホストおよびエージェントホストに必要なソフトウェアが異なります。

注意事項
エージェントホストがUNIXの場合,使用できる電源制御装置がOSによって異なります。エージェントホストがUNIXの場合に使用できる電源制御装置については,「6.1.2(2) 電源制御装置を確認する」を参照してください。

エージェントホストの電源を自動的にオン・オフするのに必要なハードウェアおよびソフトウェアを次の表に示します。なお,最新の情報はWebの「自動電源制御装置一覧」または,前提ソフトウェア製造元へご確認ください。

表5-4 エージェントホストの電源を自動的にオン・オフする場合に必要なハードウェアとソフトウェア

エージェントホストに必要なハードウェア エージェントホストに必要なソフトウェア マネージャーホストに必要なソフトウェア
SVPボードPCI版1 System Manager2 System Manager2
日立製作所製無停電電源装置H-07シリーズおよびSNMPアダプター,またはH-55シリーズおよびSNMPアダプター※3 日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network 日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network※4
次の日立製作所製無停電電源装置およびSNMPアダプター
・THE-07-021RM1
・THE-07-021RM2
・THE-07-030RM2
・THE-07-080RM2
・THE-07-5015RS1
・THE-07-5021RM2
・THE-07-5040RM2
・THE-07-5060RM2
日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network 日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network※4
次の日立製作所製無停電電源装置およびSNMPアダプター
・VUPS-80xx
・VUPS-30xx
・VUPS-21xx
日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network 日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network※4
次の日立製作所製無停電電源装置およびSNMPアダプター
・HT-F4990-RU21A2
・HT-F4990-RU21B2
・HT-F4990-RU30B2
・HT-F4990-RU80B1
・HT-F4990-RU80B2
・HT-F4990-RU15A1
・HT-F4990-RU21B3
・HT-F4990-RU40B1
・HT-F4990-RU60B1
日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network 日立製作所製PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network※4
APC社製Smart-UPSおよびSNMPアダプター,またはSymmetraおよびSNMPアダプター APC社製 PowerChute(R) plus5 なし
ジーエス・ユアサ社製無停電電源装置Biros-Mini FNXシリーズ ジーエス・ユアサ社製 POWERVISORv3 ジーエス・ユアサ社製POWERVISORv3※4
次のISA社製無停電電源装置のどれか
ISA社製PMDUtility ISA社製PMDUtility※4
ジリオン・ネットワークス社製 PSS-108 ジリオン・ネットワークス社製 PowerMonitor for Network ジリオン・ネットワークス社製 PowerMonitor for Network※4
APC社製Smart-UPS,およびSNMPアダプターまたはSNMPカード 次のAPC社製のソフトウェアのどれか※6
  • PowerChute(R) Business Edition ver6.1.x
  • PowerChute(R) Business Edition Basic v7.0
  • PowerChute(R) Business Edition Deluxe v7.0
  • PowerChute(R) Business Edition Deluxe v8.0
なし
次の山洋電気社製無停電電源装置または電源制御装置のどれか
次の山洋電気社製のプログラムすべて
  • SANGUARDIVLiteまたはSANUPS SOFTWARE
  • 電源制御コマンドsgctlcmd.exe
  • 電源制御コマンド起動バッチファイル
山洋電気社製の電源制御コマンドsgctlcmd.exeおよび電源制御コマンド起動バッチファイルsgctlcmd_remote.bat
日立製作所製遠隔電源制御装置(THE-RP-0020)※7 日立製作所製遠隔電源制御装置制御プログラム 日立製作所製遠隔電源制御装置制御プログラム
AMT対応PC(インテル vPro テクノロジー搭載PC) AMTバージョン6.0以降 Microsoft .NET Framework 3.5以降
Wake on LAN対応PC なし なし
上記以外のハードウェア8 各社提供ソフトウェア 各社提供ソフトウェア
注※1
System Managerと連携できるSVPボードを搭載できるWindowsサーバに組み込めます。なお,Blade SymphonyサーバにはSVPボードが搭載されていますが,Blade Symphony上では,自ホストの電源を自動的にオンにする連携は対象外です。
注※2
エージェントホストには,次に示す製品が必要です。必ず,次の組み合わせで使用してください。
  • JP1/ServerConductor/Agent
  • JP1/ServerConductor/Advanced Agent
マネージャーホストには,次に示す製品が必要です。必ず,次の組み合わせで使用してください。
  • JP1/ServerConductor/Blade Server Manager
  • JP1/ServerConductor/Agent
  • JP1/ServerConductor/Advanced Agent
なお,エージェントホストにBlade Symphonyが含まれる場合,マネージャーホストには,JP1/ServerConductor/Managerが必要です。
詳細については,System Managerの管理者へお問い合わせください。また,対応するOSについては,製品のマニュアルを参照してください。
注※3
エージェントホストのリモート電源オンをする場合,SNMPカードが電源制御装置に接続されている必要があります。SNMPカードが接続されていない電源制御装置を使用している場合は,別途SNMPカードが必要です。
注※4
エージェントホストの電源制御装置を制御するソフトウェアのコマンドだけ必要です。
注※5
エージェントホストがSolarisまたはHP-UXの場合だけサポートします。
注※6
「PowerChute(R) Business Edition ver6.1.x」を使用する場合,PowerChute(R) Business Edition v6.1.2(APC形式:AP9410J)(日立形式:GHS-VSUUP81)以外は,別途,PowerChute(R) Business Edition v6.1.xに対応するUPSSLEEP.EXEが必要です。
注※7
エージェントホストの対応OSはAIXだけとなります。
注※8
提供ソフトウェアがない場合は,電源制御装置を制御するコマンドを作成する必要があります。このコマンドの作成方法については,「5.2.4 電源制御装置を制御するコマンドを作成する」を参照してください。