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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド


付録D トレースログの出力形式

JP1/AJS3 - SDKのトレースログの出力形式について説明します。

トレースログの出力例を次の図に示します。

図D‒1 トレースログの出力例

[図データ]

トレースログファイルのヘッダー情報および出力項目を次の表に示します。

表D‒1 トレースログファイルのヘッダー情報

項番

項目

説明

出力例

1

OS情報

トレース機能が起動しているOSの情報

Microsoft WindowsNT6.1(Build:7601) Service Pack 1

2

ホスト名

トレース機能が起動しているホスト名の情報

host1

3

タイムゾーン

OSのタイムゾーン

TZ=(local)-9:00

4

トレースログ機能起動日時

トレース機能を起動した日時

2012/11/18 08:39:02.500

表D‒2 トレースログファイルの出力項目

項番

項目

説明

出力例

1

番号(4桁)

トレースレコードの通し番号(番号はログを出力したメソッドごとに付けられる)

0001

2

日付(10バイト)

トレースの取得日付:yyyy/mm/dd(年/月/日)

2012/11/22

3

時刻(12バイト)

トレースの取得時刻(ローカル時刻):hh:mm:ss.sss(時:分:秒.ミリ秒)

11:40:41.763

4

製品名

製品名

JP1/AJS3-SDK

5

pid

プロセスのID(16進数)

00001AFC

6

tid

スレッドを識別するためのID(16進数)

0000144C

7

メッセージID

出力メッセージのメッセージID

KNAK0001-I

8

メッセージテキスト

出力メッセージの本文

メソッドの処理を開始します メソッド:login(String, String, String) アプリケーション名:sample 識別子:15F85F17A36AEBF2B9F41A67FC096301

注※

次の内容が出力されます。

  • メソッドトレースの場合,APIのメソッド名,入力引数,戻り値の情報が出力されます。

  • エラー,警告情報,またはインフォメーションのメッセージが発生した場合,そのメッセージが出力されます。

  • そのほかの場合,動作中の環境設定の情報がインフォメーションとして出力されます。