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JP1 Version 10 JP1/Automatic Job Management System 3 - Software Development Kit 設計・構築ガイド


4.3.2 ユーザーアプリケーションの実装に関する検討

ユーザーアプリケーションの実装時に検討が必要な項目を次の表に示します。

表4‒2 ユーザーアプリケーション開発時の検討項目(APIの実装以外)

項番

項目

検討内容

1

ユーザーアプリケーション名

ユーザーアプリケーションがWebアプリケーションの場合,JP1/AJS3 - SDKを使用するWebアプリケーションが同一のWebアプリケーションサーバに複数存在するときは,ユーザーアプリケーション名がWebアプリケーションサーバでユニークな名前になるように実装してください。

2

入力データの誤り検出

入力データの誤りを検出する実装を検討してください。

3

操作ボタンの連打対策

操作ボタンが複数回クリックされた場合に,余分なAPIを発行しない実装を検討してください。

4

セキュリティ対策

ユーザーアプリケーションをWebアプリケーションにする場合は,セキュリティ対策を講じた実装を検討してください。

5

例外処理

APIのエラー時に生成される例外クラスのインスタンスに応じた対処をするように,APIの実装を検討してください。

6

クラスタシステムの利用

JP1/AJS3 - SDKがインストールされているホストをクラスタシステムで運用する場合,サーバで障害が発生したときの対策を講じた実装を検討してください。

ユーザーアプリケーションの実行中にサーバで障害が発生してフェールオーバーした場合,再度,クラスの生成や認証からの操作が必要です。

関連項目